張仲景は後漢に活躍した「傷寒雑病論」の著者で、「六経弁証を提唱した漢方薬による治療の大家」というイメージがありますが、鍼灸に関しても興味深い洞察をしています。


熱証には鍼、寒証には灸を用いることを原則とし、熱証に対して灸(温灸・焼鍼)を用いることを禁じています。


陰虚証・太陽病(浮脈・発熱)にも灸(温灸・焼鍼)を用いてはならず、誤治をすることにより、変証・壊病になり易いとしています。


陰虚証では津液不足が根底にあるため、火熱によりさらに津液が損なわれることが増悪の原因としています。


太陽病では風池・風府への刺鍼を指南しています。



私自身も熱証に対し、温灸・灸頭鍼などを控えるようにしています。


透熱灸は行ないますが、施灸部位を少なくし、頭部・背部は避け、腹部や下肢のみに行なっています。


炎症部位・熱感の強い部位への温灸は症状を増悪させますのでご注意下さい。


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