肩こり・腰痛・食欲不振・慢性の下痢を訴えている患者さんがいたとします。


これらの症状に対してそれぞれ対応することも治療法の1つですが、脾虚証が根底にあると考えられる場合、脾虚証の改善が最も優先されると思います。


もちろん上記症状に対して治療することを、並行して行なうことも可能です。


根治的治療(本治法)を行なわず、対症療法(標治法)ばかり行っていることの弊害として以下のことが挙げられます。


1.治療した後、症状が戻り易い。


2.治療穴が多くなるため、ドーゼオーバー(刺激量過多)になり易い。


3.体質傾向(消化機能の低下・筋の支持力低下)の改善がなされていないため、症状が完治しない。


患者さんによっては今の辛い症状がとれさえすれば良いという考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、鍼灸師側から体質傾向と症状の関連を説明し、納得していただくことが重要です。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*五枢会治療セミナー


2011年から再現性の高い治療・有効率の高い治療をマニュアル化し、治療セミナーを行なっています。


興味がある先生・学生の方は下のホームページをご覧になって下さい。


http://5su.muto-shinkyu.com/