鍼灸治療を受けている方の中に不眠を訴える方はかなり多いです。
ほとんどの方は軽症で、特に睡眠薬も使っていません。
しかし、中には睡眠薬がないと全く眠れないという方もいらっしゃいます。
そしてその中にはうつ病・神経症性障害などの精神疾患の方が含まれている可能性があります。
すでに心療内科に通院していて抗うつ剤・抗不安薬を処方されていることもあります。
鍼灸治療の効果が出にくく、不眠以外に食欲不振・意欲の低下・行動の減少がみられる場合はうつ病を、不安・パニック発作・恐怖症・強迫思考が見られる場合は神経症性障害を疑います。
一度専門医を受診していただくことをお勧めします。
うつ状態・軽度の神経症性障害では鍼灸治療単独でも効果が出ますが、重症の場合は現代医学と鍼灸を併用する必要があると思います。
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*五枢会治療セミナー
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