治療に際し、舌診・脈診・腹診以外に気をつけていることをお伝えしています。
第1回は筋肉の弾力性、第2回は皮膚の状態、第3~5回は背甲診、第6~7回は爪、第8回は目、第9回は頸部、第10回は腰仙部、第11回は胸部でした。
今回は脊柱についてお伝えします。
脊柱の異常は椎間板ヘルニアなどの整形外科疾患のみならず、精神神経疾患とも関連が深いため、重要なポイントと考えています。
まず脊柱アラインメントをチェックします。
側弯の有無や前弯・後弯カーブの状態を診ていきます。
腰椎の前弯が強いタイプは腹筋が弱く、腰痛を起こし易い状態といえます。
上部胸椎の後弯が少ないタイプでは心疾患が多く見られます。
次に棘突起間の圧痛を診ます。
圧痛が出現している部位では脊柱の歪み(ローテーションなど)が存在している可能性が高いです。
棘突起間の圧痛・脊柱の歪みは精神エネルギー低下の原因であり、結果でもあります。
督脈の病証ととらえて治療しています。
頸椎の歪みは横突起を中心に見ています。
頸椎の歪みは頸椎症・頭痛・うつ病(気分障害)・神経症(不安障害)・耳鳴・めまい・不眠症などの方で出現しています。
個々の症状を治療してもなかなか改善しない場合、脊柱に着目していくと良い場合もあります。