治療後悪化する原因としては、治療者側に問題がある場合と患者さん側に問題がある場合があります。
今回は治療者側の問題について取り上げます。
1)理学テストのやり過ぎで悪化
理学テストは椎間孔を圧迫したり、神経を牽引したりと症状を増悪させるものが多いです。
ジャクソンテスト・スパーリングテストをやり過ぎて、悪化させたケースがあります。
理学テストを何度も行なうと症状が悪化しやすいです。
2)治療をしている時の姿勢で悪化
腰痛患者に対して腹臥位で治療して悪化する場合があります。
側臥位で治療をするか、腹臥位の場合は下腹部の下に枕を入れて下さい。
五十肩では患側を長時間下にすると悪化することがあります。
(普通患側を上にして治療しますが、両側に異常がある時は可能性があります。)
3)局所治療で悪化
疼痛部位に強い炎症がある場合、局所治療をすると悪化することがあります。
特に鍼の深刺、温灸で悪化しやすいです。
例えば、扁桃炎の時に、咽の周囲に刺鍼をすると悪化したり、寝違えの時に頚部に刺鍼をすると悪化したりすることがあります。
このような場合は遠隔治療をすることをお勧めします。
以上のことから、治療後の悪化は治療以外の要素で起こっている場合も多く、防止可能であるということが言えます。
次回は患者さん側に問題がある場合についてです。