こんばんは。
三重県の出張・訪問専門 心理カウンセラーの佐藤です。
“統合失調症”や“双極性障害”、“うつ病”などに用いられる「エビリファイ」というお薬。
最近は錠剤だけじゃなく、注射もある事をご存知ですか?
エビリファイは、幻覚・妄想などの症状を抑え、精神状態を安定させると共に、抑えることが難しい感情の高まりや行動などの症状を改善させる薬です。また、副作用が少なく飲み続けられる薬と評価され、世界60カ国以上で処方されています。
この「エビリファイ」には、一回投与すると4週間効果が続くという革新的な注射があります。3~4年前に国内で承認された、まだ比較的 新しい薬です。
これまで、飲み忘れで(自己判断によって薬をやめてしまう事も含め)治療が中断してしまうことがあった方には、継続的な治療が可能となり、安定した精神状態や生活を手に入れることに期待が持てる薬です。
統合失調症を例にすると、
昔は「早期性痴呆」という病名が用いられていたほど、短期記憶の機能低下による「物忘れ」がみられます。薬の飲み忘れが多い。その為、順調に治療が進んでいても、ある日突然、治療が中断してしまうという事が起きてしまいます。
服薬開始3ヶ月以内に中断してしまう人が、6割以上もいるという調査報告もあるようですが、それくらい統合失調症の方にとっては、服薬の継続が難しいわけです。
とある調査によると、服薬の中断によって、飲み忘れのない人と比較すると、再入院率が約2倍になるというデータもあります。
また、再発を繰り返すと薬が効きにくくなり、回復に時間がかかってしまう可能性が高まります。
個人差が大きいものの、認知機能障害(短期記憶・注意力の機能低下等)が強い人は、服薬が継続できず、治療が中断しやすい傾向にあります。
入退院を繰り返す人と、再発なく過ごせる人との差は、この認知機能障害が関係していると言われています。
錠剤から注射になることで、
薬を毎日飲むというストレスが軽減され、飲み忘れの心配もなくなり、さらには、過剰な量の薬を抱えることがなくなる為、オーバードーズを未然に防ぐ事にもつながると思います。
本人だけではなく、支える家族やドクターが薬を管理しやすくなることから、この注射によって、継続的な治療が期待できそうです。
もし、まだ「エビリファイ」の注射を試されていない方は、主治医に相談して、検討するのもいいかもしれません。
ただ、これはどんな薬にも言えることですが、よいことばかりではなく、副作用もあるため、主治医との話し合いや、あまり良くなっていないと感じているときは、他の病院で治療することも選択肢の一つとして考えておきたいことです。
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