こんにちは。心理カウンセラーの佐藤です。
日中は暖かいものの、朝晩は冷えて体調管理が難しい季節ですね。
最近は朝の起床時、布団から出るのが少し億劫になってきました。
突然ですが、
あなたのお子さんに、こんな症状はないですか?
・朝、起きることができない
・起床時に、頭痛・倦怠感・動悸などを訴える
・立ち上がるときに、特にひどいめまいがする
・朝方は調子が悪く、夜にかけて元気になる
・突然、学校を休みがちになった
・よかった成績が悪くなってきた
・不登校や引きこもりになっている
など、、、
もし、当てはまる症状があったら、それは、、、
“起立性調節障害”(OD)かもしれません。
この“起立性調整障害”の有病率は、軽症を含めると、小学生の約5%、中学生の約10%、全体で100万人ほどと言われています。
これは、心の問題ではなく、自律神経機能不全による身体的な病気で代表的な特徴としては、
“朝、起きることができない”
“午前中は症状がひどく、午後から元気になってくる”
というものがあります。
“起立性調節障害”で特に注意したいことは、午前と午後の差です。これがよからぬ誤解の原因となり、親子関係の信頼が崩れたり、本人を追い込んでしまうことになります。
例えば、お子さんが朝起きれない、頭痛や倦怠感を訴えて学校を休んだとします。
そして一日ゆっくり過ごし、「もう大丈夫。明日は学校に行けるから」と言ったのに、翌朝、体調不良でまた休んでしまう。
その繰り返しが続くと、「昨日の午後は元気そうだったのに何故だ?」と疑問を感じます。そして、「怠けている」、「朝寝坊ばかり」、「仮病」、「学校をサボりたいだけだろ」などと、本人にはきつい言葉を浴びせてしまうことも出てきてしまいます。
担任の先生の中には、「根性が足りない」と言い出す人もいるかも知れません。
でも、もしかしたら“学校にいけない”、“朝起きることができない”というのが病だとしたら、一番苦しんでいるのは誰でしょうか?
それは、あなたの大切なお子さんだと思うのです。
不登校や引きこもりには、見えない隠れたところで、この“起立性調節障害”が関係しているかもしれません。
私は小学校から8年間、不登校になり引きこもったりしていました。
元は「いじめ」が原因で不登校になったわけですが、学校に行けないことが心理的なストレスでした。
登校できたときに喜ぶ親の姿を見ては、行けなかったときの自分に対するショックも大きく、親を悲しませていると感じていました。
気づいた時には、自己否定感を強め、日に日に生きる気力がなくなり、朝が起きれなくなっていました。
無理をして起きても、顔色が青白く、頭痛がひどくてボーっとして何も手につかず。
もしかしたら、この時、私は“起立性調節障害”だったのかも知れません。
この病は、ストレスにとても敏感で、親の期待や焦りが症状を悪化させてしまう、とも言われています。
お子さんが学校を休みがちで不登校になったりすると、「一日も早く、みんなと同じように普通の生活を、、、」そんな思いを抱くかもしれません。
ですが、子どもは親の気持ちが痛いほどわかっています。だから、表には出さなくても、本人も「これからどうなってしまうのか」と焦りを抱えているはずです。
夜になるとスマホでゲームをしたり、テレビを観て笑っていたり、元気そうな姿を見て、誤解をしてしまわないように気をつけてください。
知らず知らずのうちに、大切なお子さんを追い込んでしまっているかもしれません。
うつに似た症状から、ドクターにうつ病と診断されることもあるようです。うつ病治療薬が低血圧を招き、起立性調節障害が悪化することも覚えておきたい事のひとつです。
お子さんの症状が気になる方は、小児科で診てもらうのがいいと思います。
また、ドクターの経験値や知識に頼るところも大きいため、症状がよくならないときは、他の病院を検討することも大切なことです。
もし、お子さんが思春期に多い“起立性調節障害”と診断されても、適切な治療を受ければ大丈夫です。焦らずに「本人のペースで歩む」というのが、回復への一番の近道になると思います。
“不登校”や“引きこもり”、そこには隠れた病があるかもしれない、という視点をお持ちいただくと、状況の改善に向けて歩み出すことが出来るかもしれません。
不登校や引きこもりでお悩みの方、どんな些細なことでも大丈夫です。いつでもお気軽に こちらからお問合せください。