今、思い出すと、夜も眠った気がしなかったな
窓から飛び降りるんじゃないかとか
家から出かけてそのまま帰らないのじゃないかとか
めしは作らなくていい
食べたかったら自分でする
なんてつっけんどんに言われてしまったし
食事も食べたり食べなかったり
気が向いた時にシャワーをして
あとはひたすらPCの前で時間を過ごす
そんな生活
これからどうする?
何かあった?
何があった?
そんな話しかけたい気持ちはあったけど、
今ではない気がしていた
それくらいに
息子は壊れてしまいそうだった
しばらくして
昼食だけでも食べさせなきゃと思って
カツサンド買ってきたんだけど全部食べ切れないから
置いとくわ
よかったら食べて
と無造作にダイニングテーブルに置いておくと
いただくわ
と言って食べていた
私は無関心なふりしてほっと胸をなでおろした
息子のとげとげした心が少しずつほぐれていってくれると良いなぁ
目の前の死という言葉が1センチだけ小さくなった気がしたのです
食べるということは生きるということに繋がっていると信じて
私は丁寧にごはんを作ることにしたのです
息子が食べてくれれば◎
無理強いすることなく毎日毎日作りました
6年経った今でもそれは続いています