その為には、リーダーが常に念頭に置いておかなければならないことがある。
人と会ったら、その人のことを「幸せにしたい!」とまず考える。
ダライ・ラマの言葉
もし、他の人を幸せにしたいと思うのであれば、思いやりを学びなさい。
もし、自分が幸せになりたいと思うのであれば、思いやりを学びなさい。
Chade-Mengは「それが自己の満足につながり、会社・ビジネスの繁栄となる。」と断言しています。
思いやりとは何だろうか。
思いやりは3つの種類からなる。
- Affective
("I feel for you") - Cognitive
("I understand you") - Motivational
("I want to help you")
リサーチ結果としても、多くの名だたる有名なリーダーは#3のMotivationalレベルで他人を思いやる考えを常に自分より外に向けている事がわかっている。
仲のいい人や、関係の強いビジネス相手ならまだしも、会ったばかりの人に対してもそのように考えられるのは、非常にすごいことだと思う!
さて、では直接「思いやり」がビジネスの繁栄に繫がる、、、というのはどのようなことなのだろう。
自己の満足はなんとなく想像がつくかと思う。やはり、自分の周りの人が幸せになってくれると、うれしいものだっ。
そう。周りの人を幸せにする。そうすることでまずチームメンバーの雰囲気が良くなる。つまり、職場環境が良くなるだろう。
また、メンバー同士の協調性、自発性を促し、高い次元でのインスピレーションを行うことも出来よう。
そうすることで、会社全体が極めて効率の良いものとなる。
ただ、自分のチームメンバーだけでは会社全体を良くする事は難しいだろう。
はやり、会社の上に立つ者が率先して、会社の文化形成、風土形成を行っていかなければ実現しない。
思いやりとは、きっと他人の気持ちに敏感になることができ、汲み取ることができ、助けてあげたいと思うことだろう。
言葉では非常に簡単なことでも、やはり現実となると、常にその事に気を配る、または無意識下でも行動に移すことができる、、、というのは非常に難しいのは間違いない。人間誰だって苦手は人はいるし、関わりたくない人もいよう。ただ単に気分が優れない時もあろう。
Googleはビジネスだけでなく、人の心の教育にも力を入れているからこそ、きっとここまで成功してきたのだろう。
やっぱり、僕みたいなバックグラウンドが技術者だと、技術や新しい知識を覚えることに重点を置いてしまう傾向があるけれど(他の技術者の方に失礼か・・・w)、社会人全ての人に入れることは、”心の知能指数”を上げる努力は常にしていなければいけないと感じた講演だった。
参考: http://www.ted.com/talks/lang/eng/chade_meng_tan_everyday_compassion_at_google.html