Human Motivation | ベンチャー企業 CIO: 池谷 義則ブログ&経営、ビジネス、プログラミング技術や便利なオープンソースの紹介

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社員や部下により良いパフォーマンスを望むのであれば、報酬を多くあげることだ。

これは、資本主義でビジネスをしているのであれば、当たり前のことだろう。

  • 給料

  • ボーナス

  • 報酬

  • 保険などなど


当たり前のこと。そう、僕らは約40年間もの間、これを常識と認め、推奨し、取り入れてきた。

しかしだ。
ソーシャルサイエンスの世界でSam Glucksbergによって革新的な発見がされてから久しいのはご存知だろうか。
そう、全く逆の結果をもたらしてしまうのである。いや、こう言っても良いかも知れない。悪い結果しかもたらさないのである。

科学の世界では当たり前の常識として考えられている事と、ビジネスの世界での常識が全く一致しないのだ。

 

一つ記述しておくとしたら、特定のタイプの仕事をする人には、ビジネス界の常識が通用することは、科学の世界でも証明されている。
機械的な仕事の場合だ。
同じことの繰り返しが要求される仕事、流れ作業の様な仕事を指す。

だが、右脳を使うような、つまりクリエイティブなスキルを要するような仕事の場合は、Glucksbergが発見した様により多くの報酬を与えることで、より悪い結果しか得ることができない。

では、どの様な事でクリエイティブな仕事スキルが要求されている部下達のパフォーマンスを上げることが出来るのか。
それは、個人個人が「自分自身の為にやっている」と考えさせることだという。

個々人の持っている人生や仕事上でのゴール、信念と絡むようリードしてあげる事が重要なのだ。

詳しい話を知りたい人は、ted.comでDan Pinkがわかり易く説明してくれるビデオがあるので、観てみるとよい。
http://www.ted.com/talks/dan_pink_on_motivation.html