冬の花(アブラナ科:イベリス、アリッサム、ストック、ハボタン サクラソウ科:サクラソウ、プリムラ・ジュリアン、シクラメン キク科:ハナカンザシ、ガザニア)冬の花壇の定番をあげてみると、アブラナ科、サクラソウ科、キク科が多いように思う。イベリスは、イベリス属の多年草で別名をキャンディタフトというように、砂糖菓子のようなかわいい白い花がこんもりと咲く。原産地がヨーロッパ、北アフリカで、耐寒性が強い。アリッサムは、ロブラリア属の多年草で、4弁の小花が横に広がって成長することから、花壇の前列や縁取りに植える。グランドカバーとして育てる。開花期は10~6月である。ストックは、アラセイトウ属の耐寒性多年草である。花色は、紫、ピンク、白、ブルー、クリームなどあり、開花期は10~5月である。花壇や寄せ植え用の矮性品種は、華やかで匂いも良い。八重もとても花持ちが良い。ハボタンは、アブラナ属の多年草である。園芸植物として鮮やかな葉を鑑賞する(11~3月)分枝した姿を「踊りハボタン」として楽しむ(4~5月)。耐寒性に優れ冬の公園や寄せ植えのカラーリーフとして人気がある。サクラソウは、サクラソウ属で、開花期は3~5月、花色はピンク、白、紫である。プリムラ・ジュリアンは、サクラソウ属で、開花期は11~4月と長い。日当たりを好む。バラ咲きのフリルが可愛い品種、シックな色や微妙な色合いの種もある。シクラメンは、シクラメン属の多年性球根である。開花期は10~4月、室内向け園芸品種とガーデンシクラメンがある。ハナカンザシは、キク科、ローダンテ属で、温室栽培開花期は12~2月、自然開花期は3~5月である。花色は白、冬から春の寄せ植えに利用され、ドライフラワーに利用できる。ガザニアは、ガザニア属で、別名を勲章菊という。特徴は日の光が当たると開き、夕方から夜は閉じる。花色は黄、赤、オレンジといった鮮やかなものが多く明るい印象を与える。