WBC真っ只中 開幕前からもその話題でもちきりだったが、今や話題沸騰 グラグラと沸き立っている 大谷選手のベンチでの表情も、ヌートバー選手のナイスプレーも・・・・・ 結果的には大差の勝利であっても、観る側のハラハラドキドキは止まらない
そんな中、チェコ戦で好投した佐々木朗希選手は、折しも12年前の東日本大震災で家族を亡くされていた。 その時から12年後のその日、大舞台のマウンドに立った想いとは・・・
炎のような闘志が伝わり、歓声に沸くスタジアムが映し出される一方で、12年間手を合わせてきた人たちの映像もうつし出された3月11日。 ・・・動と静・・・興奮と祈り・・・ 歳月はいろんなものを含んで過ぎていく
『金環日蝕』(阿部 暁子)は、その名のとおり、太陽の炎の揺らぎの中にある月の暗さが印象に残る作品だ
近所の高齢者の女性がひったくりにあい、犯人を追いかける女子大生と男子高校生の出会いから物語は始まる
犯人が残した手がかりはあった その手がかりから二日間限定の二人での犯人捜しがスタートするのだが・・・ 輝いているかのように思えた若者たちの背後にあったのは、太陽の縁の中で黒く見えた月なのか 「特殊詐欺」や「闇名簿」、今の社会の闇を色濃く反映したものになっていく
主人公の女子大生は呟く。「私は学び、努力し、時にゆらぎ、それを克服しようとあがきながら、私は変われるということを証明する。証明すると決意する時、私の未来はどんな鎖からも自由になり、無限の可能性をもって広がる。」
卒業式シーズンに歌われる曲に、「旅立ちの日に」がある その歌詞にあるように、「勇気を翼にこめて 希望の風に乗り この広い大空に 夢を託して・・・」 今は光に満ちている「光の春」