専門学校生の悩み「友達ができるかどうか不安」 | 東京調布 親子関係改善カウンセラー

東京調布 親子関係改善カウンセラー

親子関係改善カウンセラー。『親が死ぬ前に、親ともう一度仲良くなる』プロジェクト主宰。専門学校での学生相談を通じて親子関係の影響力を実感。親の老いを実感し始めたアラフィフ世代向けに、同じ大人として親ともう一度仲良くなることを提案しています。

専門学校生の悩み「友達ができるかどうか不安」

専門学校で学生相談員をしています。
調布の心理カウンセラー岩渕紋子(いわぶち あやこ)です。

 

 

3月は卒業シーズンですね。

卒業を迎えられたみなさま、おめでとうございます。
晴れがましい気持ちでいる一方、

4月からの新しい環境で

うまく友達が作れるのか心配だなという方も

いらっしゃるのではありませんか?

私は専門学校で学生相談員をやっていますが

毎年、新入生が入ってくるとすぐに

「友達ができない」

「誰からも話しかけてもらえない」

「教室でひとりでご飯を食べているところを見られたくない」

どうしたらいいですか…

と相談にくる子が何人かいます。

 

早い段階で相談に来てくれれば良いのですが、

数年前、夏休み近くになってから、

「友達がいなくて学校に来るのがつらい。

3ヶ月は頑張ってきたけどもう限界。

学校を辞めるので親と先生を説得してください。」

と言って、相談というより決意表明しにくる子がいました。

 

結局、その子は学校を辞める意志が固く、
そのまま学校を辞めてしまいましたが、

せっかく入試をパスして、高いお金を払って入った学校なのに

友達がいないからといって辞めてしまうのは

あまりにももったいない。

 

また、親の立場から見ると

経済的なダメージも大きい上、

将来の見通しも立たず

不安で切ないだろうなと感じました。

 

 

実は、専門学校というのは学校の中でも少し特殊で

高卒(一部、中卒で受け入れる学校もあり)で入る子もいれば、

大学を卒業して更に専門的に学ぶため

あるいは

就職して数年たってから資格取得のために入る人もいるし、

主婦だったけど一念発起して入る方もいます。
 

つまり、年齢や背景がわりとバラエティーに富んでいて

そういった人たちで形成される集団なのです。

 

高卒で入る子の中には

授業はそれなりにこなして、

友達と遊ぶことやアルバイトなどを楽しみたい

だから授業中、寝てても仕方がないよね~的な

学生気分が強い子もいます。

 

一方、社会人経験者は、お金を稼ぐ大変さを知っていますので

遊び半分ではなく、資格取得という目的達成を最優先に考えて

行動する人が多い印象があります。

 

高校までは、学校の同じクラスにいる人は、

たいていの場合、自分と同じ年齢で

社会経験もそれほど差がない状況です。

「同じレベル」、「似たような文化」なので

特に意識しなくでも話が通じることが多いと思います。

 

専門学校はそれに比べ、多種多様な人が集まっています。

年齢も、性別も、学力レベルも、勉強に対するモチベーションも違う

住んでいる場所も広域になり、

経済状況も異なります。

 

当然ながら初対面の場合、それまでとは比べ物にならないくらい、色々な気遣いが必要となります。

 

社会人経験者の方が知識と経験があるから有利なのかといえばそうでもなく、

専門学校も『学校』なので

その独特のノリに思わぬ苦労をされる方もいます。

 

そんな専門学校の生活で一番多い悩みは「友達」のことです。

様々な人が集まる専門学校で

最初のハードルは、どうやったら友達が作れるのか?です。

 

友達は作るものではなく、気づいたらなっているもの。

そういう考え方もあります。

そんな風に自然と友達ができる方には、

このブログは読む必要はないと思います。

 

そうではなく、やっぱり友達ができるか不安だったり、

入学してから

「どうしたら友達ができますか?」

と悩むようになるのだったら、

今のうちに、友達の作り方のコツを知ることで

少しでも安心してもらえたらいいな

そんな風に思ってこのブログを書いています。

 

もちろん、人間関係に正解はなく、

これもひとつのやり方です。

人によって合う・合わないもあると思います。

 

たくさんある考え方、やり方のうちの一つとして

こういうのもあるんだな~という風に

受け止めてもらえたら幸いです。

 

それでは次回より4月に向けて「友達の作り方」を

シリーズでお伝えしていきますね。

 

みなさんの参考になったら幸いです。

 

調布の心理カウンセラー

岩渕紋子でした。