いちばん最初のコンペのことを少し書き残しておく。
コンペを主宰するに当たっては、各ハウスメーカーの提案が
設計施工だけでなく将来の維持コストまで見通せるものになるように、
自分側からリード(主導)していく必要があると考えていた。
各社提案の客観的比較は当然したが、建材仕様の優劣などは
全体から見れば、数ある評価項目の1つに過ぎなかった。
最も重視したのは、現場の職人の腕前、仕事の丁寧さだった。
これはコンペ中には予想がつかないので、かわりに
メーカーと請負業者との関係が良好かどうかを、
それとなく聞き出すように努めていた。
そして、最終的に契約メーカーを選ぶ際には、
「問題が出た時にリカバリーできる体制か」という観点を、
主観的ではあるけど織り込んで考慮した。
懸念した通り工期が押してきて焦ったこともあったが、
技術系出身の所長Kさんが大事なところで「スベリ止め」の役を
果たしてくれた。(→10月11日の記事参照)
細かな問題点はともかく、問題が大きくなりかけた場合に
Kさんの存在がリスク軽減につながる、という読みは当たった。
3社コンペの比較から得たこの感触は、重要な要素だったと思う。
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