影 | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。



私たちのいる世界より少しだけ
距離の近いセカイ


近いその距離は
冷たい地面を温める


触れ合い、折り重なって、ひとつとなる



だか、それと同時に

近いその距離は
冷たい関係を作っている

揉め合い、傷付け合って、すれ違う



悲しい君たち
地に這い蹲れ 必死にもがけ


──そう、それが生きてる証



死んでしまえば跡形もなく消える
どちらのせかいも



コンクリート越しに見つめ合う私たち


顔は見えない