コトダマ | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。




自分の発した汚い言葉

それを消す消しゴムでもあればいいのに



それでも消したカスは残っちゃうんだけど




どんな些細なことにでも
スッ っと命は宿ってしまい

瓢箪軍の兵が出陣だ




それなのに、
むしろ奪うことの方が簡単で


憐れな僕の戯言が
君を殺した




戻れ戻れと積み木を積み直すように
そんなこと出来ればいいのに


積み木自体が割れてしまってはどうしようもないよ




迷子になった日の母の手を握るような
そんな吊革の握り方をして


なんだか必死に縋ってる




どこへ向かうのか


宛も知らず



君を探す旅なのだろうか





いや、たぶん違う


僕と君は違う路線で




電車と電車がすれ違う瞬間

君の香りが漂う気がした


風もないのに