無垢 | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。




それはそれは綺麗だった


懐かしむ目の先の過去
古ぼけたフィルムが私の目にも映る



東の遠い空がね、
夜だというのにとても眩しかったんだ





いつまでもいつまでも
長いこと
ルビー色の花火




もう1度みたい

もう2度とみることはできない



空を、食い入るようにずっとずっと
見続けた





大人たちはみてはいけないと

あんなにも美しい空を睨んでいた
まるで
醜いバケモノでもみるように



どうしてなのかわからない
子どもだった、幼かった





その無邪気な ──罪