喪服の画家 美しいその瞬間 遠くへと旅立つほんの少し前 かすかに変わる顔立ち それをおさめるために僕は筆を執る 二つの世界でとどまる 総ての真理を悟った生命 その壮大なものを たった一枚の紙に閉じ込める それが私の仕事であり、誇りだ 惑わされず、 動揺せず、 流されず、 淡々と、 書き続ける 周りの人々の 悲しみも、 怒りも、 争いも、 沈黙も、 サウンドのようだ 遠くから流れてくる 私から遠い出来事 書き続ける その瞬間を逃さぬよう 心を殺したとしても すべては 完成させるために 書き続ける