自分という人間をよく理解していながら
一番知らないのは自身
おまえはいつも鏡にしか現れない
捕らわれているように
反転されたおまえが
それは
なんと美しいことか
なんと醜いことか
なんと綺麗なことか
なんと汚いことか
なんと善人なことか
なんと悪人なことか
鏡に映るおまえをそう思うのも
やっぱりおまえである
向こう側の世界
そちらさんの様子は如何ですか?
そちらさん?
どちらさん?
一体どちらが捕らわれているのか…
あちらさん
こちらさん
私は鏡の住人になって
おまえは現実の住人になった
でも、それは初めからそうだったかもしれないし
そうじゃないかもしれない
──鏡よ、鏡、おまえは誰なんだい?
──私は…
”おまえ“