停車場の向こう側 | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。

消えてしまわないうちに
何を残そうか
そんなことを考えて生きるのは
おかしいだろうか

生きる理由を探し続けるのは
どうしてだろうか
そんなことをも考えてしまうのが
きっと私なのだろうな

そう考えているうちに
いつの間にか空がすっきり晴れ
温かい匂いが薫った

傘を閉じ 空を見上げ

──私は確かに生きている

停車場にいつまでも待ち続ける

私を連れて行って 彼処へ

生きたものには決して逝けないそのセカイ

風になびいた髪をかき分けて
雫がひとつ


頬から落ちる