新しくナニカが始まるとき
それはまるでリセットされたよう
去りゆくものを惜しみながら
どこか違う自分になる
それがただの錯覚とも知らずに
また同じ一周を繰り返すのだ
来たものは去り
去るものは戻らぬ
いつまでもいつまでも同じトラックを歩み続けて
記録を更新する人
後から追い上げる人
自分のペースを守る人
何もしない人
様々だ
年を重ねるほど
締まりきってない蛇口から水が滴っていたものが滝のようになる
流れ落ちたものはもう掬えやしない
そう、さようなら