廻る | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。

新しくナニカが始まるとき
それはまるでリセットされたよう
去りゆくものを惜しみながら
どこか違う自分になる
それがただの錯覚とも知らずに
また同じ一周を繰り返すのだ

来たものは去り

去るものは戻らぬ

いつまでもいつまでも同じトラックを歩み続けて

記録を更新する人
後から追い上げる人
自分のペースを守る人
何もしない人

様々だ

年を重ねるほど
締まりきってない蛇口から水が滴っていたものが滝のようになる

流れ落ちたものはもう掬えやしない

そう、さようなら