泳ぐたい焼き | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。

泳ぐたい焼き みつけたよ
うそつきあの子が言ったんだ

ぷかぷか浮きながら泳ぐんだって
片っぽがうみのなか 片っぽがおてんとさん ひとり占めさ
ヒラメじゃないよ たい焼きだって
うそつきあの子が言ったんだ

町でいちばんの漁師さんでも
釣れないよ
自由でじゆうでジユウなんだ
なんでもできる かんでもできる
サメじゃないよ たい焼きだって
うそつきあの子が言ったんだ

でもね、やっぱりさみしいな
ひとりぼっちで泳ぐのは
わからないんだ
さかなじゃないよ たい焼きだって
うそつきこの子が言ったんだ

泳ぐたい焼き みつからない
いつまでたっても みつからない
きっとおうちに帰ったかな