同時に、大きな手に頬を包まれ、唇を塞がれる。
素直に受け入れたのも、つかの間、ここが楽屋だということが身体を強張らせた。
俺の緊張を察した彼は、むしろしっかりと顔はホールドしつつ、好き勝手に舌で口内を蹂躙される。
そうされていて、頭の片隅に、『ということは、しばらく誰も来ない、もしくは鍵をかけてあるのだろう』と、冷静な自分を感じている。
そうなれば、状況に溺れるのは容易く、むしろ興奮材料となる。
相葉くんの舌を自らの舌で迎え入れて擦り合わせれば、一気に体温が上がる。同時に、下半身が意思を持ち始める。舌に吸い付き、舌下を嬲る。お互いに無遠慮に口を大きくあけ、舌を絡ませ唾液を送り合い、口の周りをべとべとにしながら、自分からはやめられないキスに時をゆだねる。
俺は相葉くんの首に腕を回して。
相葉くんは俺の背中と腰を大きな熱い手で撫ぜて、合間に俺の尻を揉みしだく。
どれほどそうしていただろうか。
もう完全に育ってしまったお互いのモノ。
意識的に股ぐらに太もも差し入れソコが当たるようにぐいぐいと腰を揺らす。
相葉くんの息遣いと、鼻から漏れる声とも言えない音。
そこに時折、俺の名を、途切れ途切れに。
2人だけのみんなの楽屋で、キスに溺れる。
相葉くんが俺のシャツの裾から手を差し入れた時
ふいに相葉くんのスマホが震えた。