注:この記事を読んでいただく方へ。
私の仕事は、たしかに特殊ではありますが
決して怪しいものではありません(笑)
先般、仕事の勉強会で
「90秒間で相手に『しあわせ』と言わせる」
という課題があって。
手を変え、品を変え。
例えば、片膝ついて花束を渡して告白する。
例えば、相手の好きなケーキやご飯を用意しておもてなし。
例えば、「特別なツテで○○さんと電話ができる権利で今つながってます!」
⬆○○は私ならしょーちゃん、とかね。
なんでもいいのよ。
この世にあるものもないものも、ごっこ遊びの要領で「世界一のパティシエがつくったケーキだよ!はいどうぞ!」みたいなのとか、「世界で一番大きなダイヤモンドだよ!あなたのために掘ってきた!」とか。
単に喜ばせるだけじゃダメ。
嬉しいありがとー、じゃ足りない。
相手を幸せにする。
90秒でめいっぱい相手に幸せを届ける。
これを受けてくれた相手はこの課題を知らないので、私がひたすら独り相撲状態で、ほとんど影響をうけてくれない・・・ってか、わたしのやることなすことほとんどハズレ
それどころか、「なにそんなに頑張ってるの?」
とか、めちゃくちゃ不審がられたりとか。
とても悲しかったよ。
わたしは誰も幸せにはできないのかって。
精神的にとってもキツイ取り組みだった・・・。
講師からは
「しあわせと感じてもらうだけじゃ弱い、口に出してもらえるまでに『絶対に幸せにするんだ!』という強い意志をもって相手に向き合って。本当に相手を想って、1秒目から90秒目まで全力で」
って指導を受けて。
これね、実際に本気でやってみると、ほんとに途方に暮れる。相手も意地悪じゃなくて「みどりちゃんの課題は何?どうしたらクリアになる?」って探りながら協力してくれる。相手は間口をめちゃくちゃ広くしてくれてる。それでも相手にコミットしない。
そんなわけで課題クリアできず。
悔しくて泣きそうになった・・・そのとき。
じゅんちゃんの
「幸せにしてやるよ」
が頭をよぎったんだよね。
・・・まじめに仕事しろ(笑)
あれは単にカッコつけて言ってるだけじゃない。お決まりの挨拶、決めゼリフとして言ってるわけじゃないって、気づいたわけで。
「幸せにしてやるよ」
あの真面目なじゅんちゃんが言う、その意味。
それを言える程、どれほどの熱量でファンに向けてコンサートを作ってくれているのか。どれほど深く考えてくれているのか。
あの言葉は何万人ものファンへの宣言で、揺るぎない約束で、熱くて大きな愛だったんだ。
私のちっぽけな体験により、じゅんちゃんからのでっかい愛の言葉の意味を少し理解できたよ・・・っていうはなし。

