この物語の登場人物と背景を紹介します。
◆佐伯 真由子(さえき まゆこ)
29歳
大門食品株式会社にて、営業事務を担当
4年前に結婚し、3歳の子どもがいる、共働きの主婦
分譲マンションを購入し、ローン返済のため共働きをしている。
平日は子どもを保育園に預けて出勤し、9時から5時まで働き、その後保育園に行ってこどもを引き取って、家に帰って家事をする生活を送っている。
◆佐伯 雅也(さえき まさや)
32歳
真由子の夫
IT企業にて、エンジニアを務める。
中間管理職になってから残業が多い。
出世して仕事にやりがいを感じるようになったが、勤務時間が長いため、家に帰る頃には疲れ切っていることが多くなった。
◆佐伯 陽介(さえき ようすけ)
3歳
真由子と雅也の子ども
平日は近所の保育園に預けられている。
男の子だけどよく喋り、よく笑い、そしてよく遊ぶ。
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◆大門食品株式会社(だいもんしょくひんかぶしきがいしゃ)
中堅の食品卸売り商社
創業40年
従業員数50名
5年前に創業者から息子の2代目社長に経営がバトンタッチされ、一時的に業績が落ちるが、今は回復して先代を上回る業績となっている。
◆大門 勇一郎(だいもん ゆういちろう)
大門食品の2代目社長
5年前に先代から経営を引き継ぐ
1年前まで「2代目のバカ社長」と陰口をたたかれるほどのダメ経営者だったが、1年前から心機一転し経営スタイルを変え業績が伸びるようになる。
◆村中 隆平(むらなか りゅうへい)
42歳 既婚
大門食品営業2部の部長
真由子の上司
たたき上げの実績を持ち、見た目は威圧感があるが、性格は至って温厚である。
◆高木 伸吾(たかぎ しんご)
35歳 独身
大門食品営業2部のトップセールスマン
営業事務の真由子とパートナーを組み仕事をしている。
押しが強く、せっかちなところはあるが、仕事はできて周りからの信頼も厚い。
◆白戸 千絵(しらと ちえ)
26歳 独身
大門食品営業2部の営業事務をつとめる、真由子の後輩。
明るい性格で周りからかわいがられている、仕事上のパートナーは違うが、高木伸吾と仲が良い。
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◆智美(ともみ)、直子(なおこ)、里佳(りか)
29歳 独身OL
真由子の同級生であり、高校時代からの仲良し4人組
真由子が出産する前は、よく4人で飲みに行ったり、遊びに行ったりしていた。
真由子が出産してから、集まることは少なくなったが、ときどき連絡を取り合って「プチ同窓会」というお茶会を開催している。
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