倉橋竜哉です。

「呼吸法の物語を書こう」とふと思いついた日のことは今でもよく覚えています。

2013年3月22日の朝・・・春先といっても、まだ肌寒い頃でありました。

出勤途中のいつもの道を歩いているときでした。

外で深呼吸をすると、冷たくて新鮮な空気がいっぱいカラダの中に入ってきました。


当時の私は、「呼吸法」ということを自分の生業とすべきかどうか悩んでおりました。

私自身が実践して、いろんな素晴らしい効果を実体験しました。

社内で勉強会として取り入れたところ、スタッフも素晴らしい効果を手に入れました。

これから実験的に「呼吸法の研究会」を開催して周りを巻き込んで研究しようと準備も進めていました。


「呼吸法はすごいな」という実感があり、そして探求すればもっともっと素晴らしい効果を引き出せるだろうな、という予感もありました。


でも、それを自分の生業、つまり人生をかけた仕事とすべきかどうかとなると、話は別であります。

呼吸法の一愛好家のままでいるか、伝道師として旗を振る立場になるか、

もし伝道師となるのであれば、これまで仕事を通じて積み上げてきたものをいったん手放す必要があります。

何か新しいことを始めることには、それほど抵抗感はない方だと自負していますが、何かを手放すとなると、いろんな恐怖感が襲ってきました。


・・・そんなことを、しばらくもんもんと悩んでおりました。



そんなとき、ふと「呼吸法の物語を書こう」と思ったのです。

呼吸法のやり方の実用書ではなく、私だから伝えられる「物語」というスタイルで、世の中に呼吸法を伝えよう!と。


「呼吸法の物語を書こう」と決めたとき、呼吸法をこれから先の生業とすることが、何の抵抗もなくスッと受け入れられるようになりました。

今思えば、呼吸法を仕事にしようと決めたから物語を出そうと思ったのではなく、物語を出そうと思ったから、仕事にすることが受け入れられるようになったわけです。

出すことが先なのは、呼吸法とよく似ていますね。


私は、毎朝「天才のヒント」というメールマガジンを書いていますので、文章を書くこと自体はそれほど苦になりませんが、「物語を書く」ということに関しては、完全な素人であります。

なので、不自然な言い回しなどが多いと思いますが、みなさんに読んでいただきながらブラッシュアップしていきたいと考えております。


この物語の主人公は、女性です。

物語を書くにあたって、主人公を「共働きで小さな子どもがいる主婦」にしようというのは、特に深く考えることなく、ふっと浮かんできました。

うちの会社にも共働きのお母さんがいますが、彼女たちの生活を聞いていると、本当にハードな生活をしているなというが伝わってきます。

時間のやりくり、プライベートと仕事の区切り、ココロとカラダの管理・・・

世の中にはいろんな仕事があると思いますが、その中でも小さな子どもを抱えて共働きをするお母さんは、ホッと一息ついてココロを休めるヒマもないぐらいタフな生活を送っているなと。

そんな彼女たちへの応援の気持ちも込めて、そして、タフワーカーの「共働きで小さな子どもがいる主婦」が活用できるならば、他のどんな仕事をしている人でも活用できるでしょうという意図も込めております。


これをお読みのあなたが、普段どんな生活をして、どんな仕事をして、どんな人間関係の中で暮らしているのか・・・

残念ながら一人一人、読者のみなさま全員のことを知ることはできませんが、この物語を通じて、あなたの生活に少しでもお役に立てたら嬉しいなと思っております。

共に呼吸法を生かして、息を通じてイキイキ人生を送りましょう!


長いお付き合いになると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。