特集 子どものいない夫婦の相続特集100例 VOL.36
第95回 子供のいない夫婦には遺言書が必要なんですが?
福岡遺言塾(ゆいごん塾)の水田です。
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遺言書が必要だと分かっていても中々書けないという方が
多くいらっしゃいます。
その理由は、三つくらいに分かれます。
その1 私たちの子どもや兄弟は仲が良いので
うちに限って相続争いが起こるはずはない。
その2 遺言を書くほど財産の額は多くない。
その3 遺言が必要であることは分かるが、まとまらないので
そのうちに書こうと思っている。
この中で一番多い遺言書を書かない理由は、その3の
そのうちに書くという男性による先送り派です。
なぜ男性は遺言を先送りするのでしょうか?
理由を聞きますと、財産は家族に公平に分けたいが
分ける財産が不動産だけというケースが多いからです。
そう、分けようがないという状態です。
さらに、子ども達や兄弟姉妹の家族関係をみて
分けようがないと半ばサジをなげたくなるようなケースも
あると思われます。
イントロが長くなりました。
問題に入りましょう。
家永恵子さん(仮名65歳)夫婦に子供はありません。
ご主人(70歳)と、そろそろ遺言書をかく相談をしているときに
頭をかかえることになったのです。
それは、家永夫婦の相続人である兄弟の仲が、
険悪な状態だったことを思い出したからです。
家永ご夫妻のそれぞれの親族で親の相続問題で
調停に持ち込まれ4年がかりで最近になって
やっと解決したからでした。
ご夫婦に子供がありませんので遺言書は絶対に必要です。
しかし、どちらが先に亡くなっても、その後の遺産の
行き先を決めておかないとトラブルになるからです。
そこで、遺言塾の水田さんに相談 したところ
次のような遺言書を作成することになりました。
①夫婦は、それぞれが亡くなった時には
お互いが相続する。
②そして、お互いの財産を相続したあとで
亡くなった時は、次のように遺言することにしました。
遺言者は、一切の財産を信頼する友人の水田耕二氏に
その分割方法を指定することを委託する。
遺言で、遺産分割の仕方について第3者にゆだねることが
できるのです。
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