ショックな話 | オバサンのブログ

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東京の片田舎在住
つい最近ハマった多肉植物や
メダカ飼育
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《ラブうさのいちにち》
お時間ありましたら
娘に会いに行って下されば
幸いです



昨日は初夏の陽気

今日はまた冬に逆戻り

しかも

シトシト雨降りとは…

昨日と今日の気温差14℃に困惑してしまう


昨日

お友達夫婦と

「明日は天気も悪そうだしお風呂にでも行こうか」

「そうだね〜行こうよ」と4人で軽く約束

その気でいた私

なのに…

御主人からの電話に

主人「行ってくれば〜」の一言

簡単にその約束事が流れてしまった

奥さんも行かないと言うし

あちらの御主人が一人で行くと言う

「私も行きたいけど2人で行く訳にもいかないよね〜」

笑い合って

「ごめんね…」

まったくもう主人ときたら…

楽しい休日の予定が…台無し

主人は家で一人で

録画の時代劇や寅さんなどを観るのが一番なのだ


人それぞれだけど…






ショックな話は昨日の事

最近ずーっと歩きでプールに通っている

昨日の帰り道

この町に移り住んでから

ずーっと仲良しだった御近所の奥さん

そのお宅の前を通ると

珍しく庭に御主人の姿が見えた

この御主人ともけっこう何でも話が出来て

仲良くして頂いていた

ここ数年 この御夫婦と会えていなかった


「久し振りだねぇ〜変わりない?

奥さんも元気?」

そう軽く声掛けしてみた


庭の木の枝落としをしていた手を休めて

御主人は私の近くに来て

真顔になりこう言った


「うちの奴 

アルツハイマーになっちゃったんだよ…」


きっと私を見ても誰だかわからないと思うと…


今は週三回デイケアに行ってる

その時間が自分のホッと出来る時間なんだと言う


奥さん75歳

御主人78歳

まだまだ老老介護の域ではないけど

頼る人も居ない


奥さんは

身の回りの事が何も出来ないし

両足に外反拇趾を病んでいて

歩きも不自由


お風呂もトイレも

手を貸さなくてはならないし

着替えも手伝わなくてはならない

勿論 家事は一切出来ない


病院もあちこち掛かっていて

勿論連れて行かなくてはならなくて

2時間3時間と待たされる間に

トイレと言われると

車椅子専用トイレに連れて行き

一緒に入り全てに手を貸すと言う


何度かあった下の粗相の話には

もう私の顔面は恐怖で引き攣った


御主人の愚痴話は約1時間にも及び

あまり話す人も居ないからと

私に一気に吐き出していた

私は御主人の大変さに

その御主人が壊れないかと心配になった

御主人は

幸いな事に

まだ週3日の午前中のみの仕事に出ている

それが気晴らしになっていると言っていた


その家には

引きこもりの一人息子さんがいて

今ではその息子さんがけっこう役に立っているのだそうだ

その息子さんや御主人の事も

奥さんは時々忘れて「誰?」と言うそうで

全く情け無いよ…と

御主人の辛さも大変さもよく解ると

「理解」を示したけど

一体私に何が解ると言うの?!

経験も無い私に…


「私に何か出来る事は?」と聞くと

「うちの奴がウロウロ徘徊してたら

捕まえてよ」

………

実際私には手伝える何物も無いのだ


出会えば立ち話を1時間でもしていた奥さん

あんなに手先が器用で

色んな物を作っていたのに

今では何も作れないとは…


奥さんが帰って来るのを

予定があって待ちきれず帰宅した


現実をこの目で見たくはない

「あなた誰?」

そんな言葉を聞きたくはない

そんな気持ちも正直あったし

今でもある


『明日は我が身』


それを思わないではいられない

あぁ…

四苦八苦の「生老病死」

生きる事がこの世で一番の苦しみとは

こう言う事なのかも知れないな…