島根県の和紙Ⅱ

 

 

 出雲民芸紙

 人間国宝 故 阿部榮四郎氏で有名な出雲民芸紙の中でも 雁皮紙がどの様に作られているか 事前調査をし 幾つか疑問点を取りまとめ 伺いました

 到着すると 楮釜煮の最中でした 

 右の方がお孫さん(兄弟で引き継いだ弟さん)で 阿部栄四郎記念館 館長さんです(左の方は16年程一緒に仕事をされているそうです)

 

 

 足踏み式 打解機

 これを一番見たかったです この大きさにたどり着いたと言う事でしょうか

 

 

 漉き舟は銅張りです

 

 

 圧搾機と乾燥板 (雁皮紙は 板を使います)

 

 

 これ何なのか 最初は分かりませんでした

 

 

 乾燥作業中 燃料は薪です

 

 

 これですね

 

 

 阿部榮四郎記念館の隣にある 体験施設

 

 

 体験施設で出来る作品の一部です

 

 

 記念館                 売店:土産品と言うよりも民芸品と言う感じ

 2階の展示物は 必見です 驚きの連続と言った所でしょうか

 

 

 

 勾玉模様が 漉き込まれたものか 入れて漉いたものか 分かりませんでしたが 直接見て分かりました

 

 一番見たかった雁皮紙の作業中ではありませんでしたが 疑問点を色々お聞きし 雁皮紙は 楮紙や三椏紙と全く別物である事が分かりました 

 材料は 20年以上前に買い集めてあった在庫を使い 白目・煮方も他とは違います どうしてこの様な方法をするのか・・と尋ねても 色々な経過を経てそこにたどり着いた以外言いようが無い・・と言った所でしょうか

 知っていましたか 楮は1年 三椏は3~4年の栽培で紙にしますが 雁皮は20年以上で 栽培はできず 一度刈ると20年待たなければならないそうです(現在はDNA研究により 栽培可能との情報もあり)

 

 滞在2時間は短かったですが 色々お聞きすることが出来ました・・・「手漉和紙をしようか 迷った時期が有りました。」と言った時 「いや しなくて正解だったと思いますよ。」と これが一番印象に残りました

 

 

 田舎暮らし

 

 出雲の蕎麦

 

 出雲大社で真っ先に目についた 日の丸です

 

 

 

 

 蕎麦

 盛りが無いので ざるそばを注文・・・手打ちでは無いですね

 

 

 水は切れています

 信州のそば粉とは 随分違うようです