それでもスグリは友達 14 | Mokhaの日常

Mokhaの日常

ヤプログからお引越ししてきました。

実は、タロちゃん戦後のやりとりでも

ちょっと違和感を覚えてたのだけど、

 

 

「 キョーダイみてえな才能、

  間近で見せられたら

  そりゃスグリのやつも

  影響されちまうか 」

 

この台詞を見た時、

あれ、スグリ君と主人公の間で何があったかまでは

カキツバタは知らないんだ?と思ったわけです。

 

スグリ君が身を削って強くなろうとしたのは、

単に主人公に憧れてたからではないんだよね。

 

 

 

核心を突けてないと

声は届かないよね

カキツバタが良い仕事したと思ったのにーーーー

 

 

 

ここで、”声をかける”か”黙って見守るか”の

選択肢が与えられたけど、

この状況で何を言って良いのかわからないよ。

 

 

黙って見つめたら、

主人公の視線に気づいたのか

少しだけ正気を取り戻したスグリ君

 

 

スグリ君は

勝ちにこだわってるんじゃなくて、

強くなることで現実逃避したかったんだよね。

 

オーガポンと主人公を忘れたくて

バトルに没頭してたのに、

それをオーガポンと主人公に打ち壊されたんだから

もう、どうすれば良いかわからないよね。

私もわからないわ。

 

 

 

ここで、タロちゃんが発言。

 

 

ああ、やっと話が進みそう。

ここで何を言い出すのかと思ったら

形式的な、お祝いの言葉をもらった。

 

 

「普通ならお祝いしたいのだけど、

正直、今のこの状況があまりにも複雑で…」

と、困り顔。

 

 

そうなんだよね。

打倒スグリ君しか考えてなかったけど

バトル重視の学園側からしたら

これは前代未聞。

 

 

カキツバタは、多分そこに気づいてない。

「勝敗出てんのに、今更何ウジウジしたこと言ってんだ?」

とでも言いたいのだろうけど、

タロちゃんが言いたいのは、

そういうメンタル的な事ではないと思う

 

カキツバタの気の抜けた返答に

タロちゃん、キッと睨む。

 

 

「 もあさんが チャンピオンになったら

  リーグ部の 部長ってことで

  留学生なのに 異例だけど

  今後の方針は どうするの とか!

  あれとか これとか いろいろ!! 」

 

 

この学園、

バトルに比重置きすぎじゃね?

バトルが強かったら何でもアリじゃんね。

やだよ私、入部早々部長就任とか。

 

で、ランク変動が出るって事は

四天王の席も替わってしまうわけで

ランク5位だったアカマツ君に大影響

 

 

アカマツショック

そうよねそこまで気は回らなかったよね。

これ、あとで逆恨みされないかな。

 

 

アカマツとスグリ君が同じ姿勢なのがジワる。

そうさせたのは主人公なんですけどね。

 

そっとしておくんじゃなくて

ちゃんとスグリ君への対応も考えてくれるタロ先輩感謝。

 

 

「どうしたいか」なんて言われても

茫然自失の彼に、今すぐ答えは出ないと思うけどね。

 

そんな最中に

割って入るのはチャイム

 

 

ブライア先生からのお呼び出し。

今回呼ばれるのは

主人公だけでは無かった。

 

 

スグリ君を四天王たちに託して

さっさとこの場を去りたかったのにーー

 

 

 

”お客さま”って多分。

クラベル校長でしょ?

校長の前でこの現状をどう説明すれば良いんだよ。

「姉妹校のチャンピオンを倒して廃人にさせてしまいました」だなんて。

 

 

おーまーえーはーーーー

傷口をドリルでほじくるようなことするなマジで!!!

 

 

 

アカマツ、そろそろ顔を上げてくれよ。

もうやだこの学校、早く帰りたい。

 

とりあえず、リーグ部云々は後回しで

先生方のもとへ行くのが優先。

 

仮にも2留だものね、カキツバタ。

スグリ君のことについても

面倒見てくれそうなので安心。

 

教室に向かう前に

一人一人に声かけてみた。

 

まずはスグリ君。

 

 

そう…よね。

何も言えないよね。

そして後ろ二人、

背後でニコニコしてんじゃないよ

 

 

こちらこそ、色々引っかき回してごめん。

あとは任せたよ、タロちゃん。

 

ネリネからは、御礼を言われた。

 

 

スグリ君の暴走を止めてくれたことによる感謝だよね。

ネリネも、スグリ君打破を願ってくれてたんだね。

 

 

君に関してはもうね…

わかった、部長になったらまず、

サバンナスクエアの私有化を認めよう。

 

遠くで見てたゼイユ姉さん。

一連の流れを黙って見守ってたんだね。

 

 

気を遣ってくれてありがとう、

今は、その優しさがつらいよ。

 

 

後ろのシアノ校長は、

一体どんな気持ちでバトルを見てたんだろう。

 

 

うるせえ張っ倒すぞ

バトルの事なんて一切触れてこなかった。

今は図鑑のことを考える余裕なんて無いわ。

この状況見て平常運転なの、もはや怖いわ。

 

周囲のモブたちにも話を聞いてみる。

バトルの勝ち負けに興味がないような反応だったけど、

一人一人声をかけてみると、意外にそうでもなかった。

 

 

全員が全員、

チャンピオンに興味ありませーんっていう感じでは無かったのか。

ちゃんとスグリ君のことを気にしてくれてる人もいるんだね。

 

 

さっきの↑を見た時ゾッとしたもの。

スグリ君、恐れられてはいるけど

嫌われてるわけではないんだね。

 

そして、

チャンピオン戦が終わったら

絶対声かけようと決めてた子にも。

 

 

お前だよお前。

出会ったばかりの台詞、

私は忘れてないんだぞ。

 

 

さあ、強さを目の当たりにして

なんて言葉を返してくれるんだい?

 

 

相変わらず失礼だった。