みさこ「大賢者様」こんこん
大賢者「どうしました？」
みさこ「明日、私達は桃子を置いて出発します」
大賢者「そうですか」
みゆちぃ「桃子には故郷に帰って平穏に暮らすようにお伝え下さい」
ゆずポン「私達が必ず桃子が平穏に暮らせるような世界を作ります」
大賢者「貴女達だけでやれると思っているのですか？」
みさこ「やり遂げます」
大賢者「…」
汐りん「私は桃子は必ず戻って来ると信じていますなの」
大賢者「わかりました、明日目覚めたら伝えますよ」
みさこ「ありがとうございます」
早朝
みさこ「行くよ皆」
みゆちぃ「１人欠けて大変になるけど、頑張ろうね」
ゆずポン「桃子、幸せになってね」
ぐみ「平和になったら皆で歌おうね」
汐りん「桃子、行って来るなのよ」
大賢者「気をつけて」
みさこ「はい、ありがとうございます」
エスペッホの搭
みさこ「さぁ、行くよ！」
みゆちぃ「先ずは宝箱ね」
ゆずポン「レミラーマ」
ぐみ「あそこ、光ったよ！」
汐りん「何が入っているまるか？」
ゆずポン「すごーいオリハルコンの爪！」
ゆずポン「はい、桃子って…」
みゆちぃ「ゆずポン…」
ゆずポン「ごめん…」
ぐみ「行こうよ」
魔物「ケケケー」
みさこ「来たよ、数も多い！」
ゆずポン「行くよー！」
魔物「クケケー」
みゆちぃ「くっ！」
汐りん「バギマなの！」
魔物「ギャー」
みさこ「次から次へと…もう！」
魔物「グギャー」
ぐみ「余りここで手間取ってられない…」
ぐみ「ならば、ベギラゴン！」
魔物「ギャー」
みさこ「な、何とか片付いたか…」
みゆちぃ「仲間呼ばれたから苦戦したね」
ゆずポン「最初から強力な呪文使わせてごめんね」
汐りん「大丈夫なのよ」
ぐみ「気にしないで」
大桃子「私、ずっと寝てたんだ…」
大賢者「おはようございます、ご気分は如何ですか？」
大桃子「だいぶ、落ち着きました」
大賢者「それは良かったです」
大桃子「あの、みんなは？」
大賢者「出発しました」
大桃子「えっ？何で私を置いて…」
大賢者「皆さんが貴女は故郷に帰って平穏に暮らすようにと」
大桃子「そ、そんな…」
大賢者「貴女が平穏に暮らせる世界を作ると言っていましたよ」
大桃子「…」
大桃子「私、弱いですよね…」
大賢者「弱くはありません」
大桃子「でも、現に今逃げてる…」
大賢者「気の休まらない殺伐とした生活を続けて来たのだから無理もありませんよ」
大桃子「でも、他の皆は戦ってる…」
大賢者「貴女も今、自分の心と戦っている」
大桃子「わ、私は別に…」
大賢者「魔物の命を獲るのが嫌だと思っているのですね？」
大桃子「はい」
大賢者「素晴らしい考えですが」
大桃子「…」
大賢者「これは種の存亡を懸けた戦争です」
大桃子「…」
大賢者「魔物も自分達の世界を作る為に戦っています」
大桃子「はい」
大賢者「私達、人間も自分達の世界を守る為に戦っています」
大賢者「これは命懸けの戦争なんです」
大桃子「わかっています…」
大賢者「貴女の拳は聖なる拳」
大桃子「聖なる拳？」
大賢者「勇者と仲間達に倒された魔物は浄化され生まれ変わります」
大桃子「…」
大賢者「これは紛れもない真実です」
大桃子「…」
大賢者「浄化にはもう一つ必要な事があります、何か分かりますか？」
大桃子「わからないです…」
大賢者「愛情です」
大桃子「愛情…」
大賢者「貴女達が愛情を持ち正しい心を持って魔物と戦わないと浄化はされません」
大桃子「モンスターじいさんと同じ事を言ってる」
大賢者「貴女は優しい誰よりも優しい」
大賢者「魔物達を救い浄化出来るのは勇者と貴女達だけなんですよ」
大桃子「わ、私…」
大賢者「後は自分で考えなさい」
大桃子「…」
にゅー「ももちゃん」
大桃子「にゅー…」
にゅー「大賢者様の言う通りだよ」
にゅー「一匹でも多くの魔物を救おうよ 」
大桃子「で、でも」
にゅー「みさこさん達と一緒に」
大桃子「…」
にゅー「ももちゃん」
エスペッホの搭
みさこ「想像以上に苦戦するね…」
みゆちぃ「HPが直ぐに減る…」
汐りん「賢者の石があって良かったなのよ」
ぐみ「MPが不味いよ…」
ゆずポン「ごめん、桃子の代わり出来なくて…」
みさこ「ゆずポンのせいじゃないって」
みゆちぃ「やっと、最上階だよ」
ぐみ「やるしかないよね」
ゆずポン「先制攻撃でなるべくダメージ与えないと！」
みさこ「な、何か来るよ」
勇者達よ良く来たな
みゆちぃ「あんたがボスね」
オグロ「私はオグロ、魔王様の命により貴様らを殺しに来た」
ゆずポン「やれるもんなら、やってみなよ」
オグロ「かかって来い」
ゆずポン「うぉぉー」
オグロ「ふっ、なかなかやるな」
オグロ「しかし、死ね」
ゆずポン「うわっ」
ゆずポン「まだまだー」
みさこ「ゆずポン、駄目！」
オグロ「ふははは」
ゆずポン「うわぁっっ」
みゆちぃ「ゆずポン！この」
オグロ「流石は戦士、しかし」
みゆちぃ「ぐふっ」
みさこ「みゆちぃ！私が相手だよ」
オグロ「来い、勇者」
みさこ「ライディン！」
オグロ「うぉっ！」
みさこ「みゆちぃ！ハヤブサ斬り行くよ」
みゆちぃ「わかった！」
みさこ「あっ…」
みゆちぃ「ご、ごめん」
オグロ「戦士、死ね」
みゆちぃ「あうっ」
みゆちぃ「…」
みさこ「みゆちぃ！」
みゆちぃ戦闘不能
ぐみ「ベギラゴン！」
オグロ「来たな、大魔道士」
オグロ「死ぬが良い」
ぐみ「くっ…」
汐りん「光れ賢者の石！」
みさこ「サンキュー汐」
オグロ「ふむっ、狙いは貴様だな」
汐りん「えっ？」
オグロ「正拳突き！」
汐りん「あぁぁっ」
汐りん「…」
汐りん戦闘不能
オグロ「これで、鬱陶しい賢者や戦士は居ない」
オグロ「さぁ、どうする？くくく」
ゆずポン「かまいたち！」
オグロ「ぐわっ貴様も消えろ！」
ゆずポン「きゃー」
ゆずポン「…」
ゆずポン戦闘不能
オグロ「残りは貴様ら二人だな」
みさこ「HPはまだ０じゃないよ」
ぐみ「イオナズン！」
オグロ「うぉっ！大魔道士…」
ぐみ「まだ負けてないから」
オグロ「ならば、喰らえ」
オグロは冷たく輝く息を吐いた
ぐみ戦闘不能
みさこ「そ、そんな…」
オグロ「ふん、勇者よ貴様も死ね」
オグロは激しい炎を吐いた
みさこ戦闘不能
オグロ「さて、トドメをさすか」
オグロ「そういえば、武道家が居ないな？」
オグロ「どうせ、臆病風にでも吹かれたか」
みさこ「くっ…」
オグロ「死ね」
バキィッ
オグロ「なっ！貴様は…」
大桃子「…」
みさこ「も、桃子…」
大桃子「降り注げ世界樹のしずく」
大桃子は世界樹のしずくを使った
全員のHP MPが全回復した
みさこ「な、何で来たのよ馬鹿…」
大桃子「ごめん、もう迷わないから」
大桃子「皆の仲間に入れて」
みさこ「行くよ、みんな」
みゆちぃ「こっちは完璧に揃ったよ」
ゆずポン「もう、負けないよ」
汐りん「覚悟するなのよ」
大桃子「ゆずポン、行くよ！」
ゆずポン「うん！」
次で天照大桃子葛藤編
終わらせます。