華音は、翔と知り合って自分を少しだけ変える事が出来た。
今まで人と関わることが苦手だった華音は、翔の言葉によって次のステップへと進むことになる…。
華音は人と関わることで何が変わるのか…。
華音は1人でいる時の安心感と、他人といる時の安心感の違いなどを知ることになる―。
華音は、翔と知り合って自分を少しだけ変える事が出来た。
今まで人と関わることが苦手だった華音は、翔の言葉によって次のステップへと進むことになる…。
華音は人と関わることで何が変わるのか…。
華音は1人でいる時の安心感と、他人といる時の安心感の違いなどを知ることになる―。
『恋』って、タイミングだと思いませんか?
『恋』って小さなきっかけが多いと思うんです。
今回のストーリーは友人から相談を受けた内容です。
「友人からそそのかされてから、なんか変に意識しちゃって…」
そう私は相談をされました。
私は自分ではそういう経験があまりないので、いいアドバイスはできなかったのです。
でも、『恋愛』ってそういった小さいことから始まるんじゃないのかなぁって感じました。
それとタイミングかなぁって…。
その時、そう言われなかったら付き合ってなかったかもしれない…
あの時、彼に会わなかったら付き合ってなかったかもしれない…
そう思ったら、タイミングや小さなきっかけって『恋愛』にすごく重要な要素の1つなんじゃないかなぁ…
(勝手な私論ですが…)
だからこそ、1日1日を大切に行動し、どこかに出かけたりするのもいい人に出会えるチャンスなんじゃないかなぁと感じます。
ドアが開き私は鞄に入れたプリントを出した。
しばらくしてドアが開き、咳をしながら多岐が出てきた。
「あぁ。もしかして今日のプリント?わざわざサンキュ。家上がんな。」
「いいよ。今日部活疲れたから帰って寝たいし…。」
私は多岐に家に招かれて少しドキっとした。
いつもなら遠慮なんかしないで入るのに…。
けど、そんな私の言葉を無視して多岐は私の肩に手を置き家に入れられた。
「なんか飲む?」
「大丈夫。ってか多岐寝てなよ。もっと酷くなるよ?」
「いや、大丈夫っしょ。ほら、他人に移せば治るってっていうじゃん。」
多岐は笑って私の方を見た。
私はいつものように多岐にツッコミを入れた。
多岐はすごく無邪気な顔で笑っている。
私はそんな多岐の顔を見ていられなかった。
なんで、友達のたった一言でここまで意識をしてしまうんだろう。
私は多岐と顔をそらし、また色々なことを考え始めた。
私は多岐がいることをシカトして1人の世界に入ってしまった。
そんな私の様子を多岐は見て笑っていた。
「お前、なんか今日らしくないな。大丈夫?もしかしてもう俺の風邪移った?」
「違うから!!てか、そんな早く移るかよ!!」
「いつものお前になったわ。まぁ、さっきのも見てて飽きないからいいけど。やっぱこうでなくっちゃな。」
多岐は私のことを心配してくれている。
私はそんな多岐を見てなんかもうどうでもよくなってきた。
多岐が笑っていればいいやなんて私はいつのまにか思っていた。
いつものようにくだらない話をしていたらもう9時近く。私は携帯が鳴り携帯を見ると親からの電話だった。
「ごめん。今多岐ん家いる。もう少ししたら帰るから。」
私はそう言い電話を切った。
多岐も話しに夢中になっていて時間なんか気にしていなかったみたいだ。私はもう9時にもなるのに誰も帰ってこないのが気になり多岐に聞いた。
「今日親の結婚記念日でさ。2人してどっかご飯食べに行ってる。」
多岐はなんだか嬉しそうに笑って言った。
私もその多岐の姿を見て一緒になって笑った。
私は軽く帰る準備をしながら多岐とまた色んな話をしていた。
私が帰ろうと玄関に行くと多岐もついてきた。
「遅いから送ってくわ。」
「いいよ。病人なんだからおとなしくしてて。」
私は多岐の言葉に心が一瞬躍った。
けど、今日送らしてまた明日学校来ないのも嫌だと思い、無理やり多岐を家に残し私は帰った。
どうして他人の一言でこんなにも意識してしうんだろう。
今までなんでもなかったのに…。
ただ、友達としか考えたことなかったのに。
いつの間にか私の心は多岐のことでいっぱいで…、
多岐といるといつも意識をしてしまう。
これから、私はどうしたらいいんだろう。
自分の気持ちはいま、どうなっているのか自分ですらわからない。
いや、わかっているんだけど、前に進めない。
自分の中で、友情と恋が天秤にかけられて、いつもぐらついているんだ。
自分に素直に生きたい。
素直になりたい。
たった一言でこんなにも気持ちが不安定になるなんて…。