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あいぽんのブログー小説ー

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結局真美の家にいることになった。

朝になり真美は自分の両親に美紀のことを話し、家にいることを許可してくれた。


「美紀ちゃんの親は知っているんだろ?」

「そうね。自分のご両親には心配するから連絡いれといたほうがいいわよ。」


真美のご両親は快く受け入れてくれた。



「なんかあるようならお父さんが言ってあげるから…。

美紀ちゃんもあまり無理しないようにね。

なんか不便なことあるようならなんでも遠慮なく言いなさい。」



「ありがとうございます。」



美紀の両親とは前に電話で話したこともあった。


そして、美紀はずっと真美と一緒にいたから

真美の親も美紀のことを信じてくれている。




とりあえず美紀は親にメールをした。

するとすぐ母から電話がかかってきた。



「真美ちゃんにあんまり迷惑かけないでね。



それと…、ちゃんと話して。


美紀の気持ちもこれからのことも。



お父さん泣いてるんだから。

最初は怒って思ってもないこと口に出したけど…。


私たちは美紀の親なんだから。」



美紀は電話で夜家に一度帰ることを母に伝え大学へ向かった。



そして、意外なことにまだ携帯が使えるとは思っていなかった。

きっと親との連絡手段がなくなると思い携帯を止めなかったんだろう。



美紀はそう思いながら真美の部屋に戻っていった。



美紀と真美は部屋に戻り、とりあえずお風呂に入り大学に行く準備をした。



真美の洋服を借りて軽く化粧もして電車に乗った。


40分ぐらいして大学についた。

そして、喫煙所に向かい勇輝のことを待った。


真美は授業があるとかで教室に向かった。


美紀は今日、授業に出ず心配をしてくれた他の友達に会い、

軽く今回の起こった出来事の内容を話そうと思っていた。

「そっか。つらかったんだね。でも美紀はまだその束縛が親の愛情だって事がわかってるだけいいと思うよ?



今さ話を聞いてると昔はそれが愛情だって事わかってなかったみたいだしさ。



そう思えることだけでもすごい進歩だと思うよ。



まぁ、美紀のしてることに私も賛成はできない。

自分を傷つけちゃだめだよ。自分の体なんだし…。

それだけは気をつけてほしい。



ってか、そんなことこれからもしちゃいけない。


だってそれは犯罪だよ?


美紀にはそんなことしてほしくないし…。

私はそばにいるから。

これかも美紀のそばにいるよ。」



美紀は真美のその言葉を聞いて涙を流した。

ただ、小さくうなずきながら…。


真美のその言葉を信じ美紀は自分の心の中で自分のしたことを反省していた。



「私も本当のこと話すね。」



今度は真美の過去の話になった。



真美の今の親は本当の母親ではないらしい。

本当の母親はキャバクラや風俗をしていたみたいだ。


真美は本当の母親のことを覚えていない。

もう小学生入る前ぐらいに母は家族を捨てて家を出たみたい。



真美はまだ小さかったから何もわからずただ母は私を捨てたとしか思っていなかったが高校生ぐらいのとき父親にちゃんと話してもらい、母の本当の気持ちを知った。真美の母は真美や父のことを本当に愛してた。



けど、こんな自分じゃ育てられないことを悟ったのか仕方なく家を出たみたいだ。



涙を流しながら離婚届を父にだしたらしい。

父も涙を流しながら離婚届にサインをしたとか…。



生まれたときはずっとそばにいてくれたがまたすぐキャバクラや風俗の仕事に戻り真美は保育園に入れられた。いつも昼は寝ていて夕方から夜まで帰ってこない。母とあまり一緒にいなかったことから母の記憶もほとんどないみたい。



真美が中学生の頃、父は再婚をした。

今の母は優しいが前の母親と一緒で仕事をする人であまり会わないみたい。



でも父が愛しているなら別にかまわないみたい。

家事もほとんどしているし真美自身にも損することもないからって。

朝は必ず朝ごはんとかも作ってくれるし一日一回は必ず会うし…。

そんな真美の家族のことを知って美紀はなにも言えなかった。



「まぁ、美紀に比べたらたいしたことないでしょ?」



美紀は真美の返事にこたえることができなかった。



「でも、美紀は本当に愛されてるんだなぁて思う。」

「うん。そうだね。でも、それが私にはやっぱりつらい。

でもさ、思うけどやっぱり人ってないものねだりだね。なんか人間って儚いね。」

「だねー。美紀は家に戻る気ないの?」

「戻りたいとは思ってない。それに私小さいけど夢あるんだ。」



美紀は真美が首をかしげたので、ゆっくりと自分の夢を言った。



「家出て私は1人でもできるんだってこと見せたいんだよね。私の意地っていうかさ…。それまで戻る気はない。ちゃんと親に言うけどね。でも、親から見てできてないように見えたのなら戻るつもり。だってそれが現実だもん。」

「でもさ、親に甘えられるうちに甘えててもいいんじゃない?」

「もう、甘えすぎかなって思うんだ。だから、もういいの。ちゃんと自立したいの。」



「そっか…。なら頑張って。でも今家出て何するの?」



「何するかは決めてないけど、来年の4月で20歳になるしアパート借りようと思う。」



「じゃあ、それまで私の家いていいよ。親は夜と朝しかいないし。」



今は12月。


4ヶ月ぐらいもいることになるのに真美は軽くそう美紀に言った。



もちろん美紀は4ヶ月もいることになるということを知って断ったが真美はそれでも美紀を1人にできないのか真美の家にいるように説得した。



美紀は真美の優しさに泣いた。

正直、今まで友達に相談もしたことがなかったし、

一緒に泣いてくれるなんて思ってもなかった。



美紀は友情がこんなにも暖かいこと初めて知った。

美紀にとって中学の時の友達なんてただ一緒に騒いでいただけだったし…。



高校はいつも相談される側だった。

美紀は自分が必要とされているみたいで居場所もあってすごく居心地よかったけど、なかなか相談とかはできなかった。



でも、大学に入りやっと本当の自分を出せるようになった。



周りもみんな大人というか一人一人違う人で意見や考えも違くて…。



でもそれが一番の居心地なんだと気づいた。

頼って頼られて…。



人は本当に支え合って生きているんだと悟った。



美紀は涙を流しながらずっと「ありがとう」を言い続けていると、

真美は優しく美紀の肩を叩いた。



「友達なんだから何でも相談してよ。まぁ、私もこれからいっぱい迷惑かけると思うしそのときは私の相談とかものってよね。美紀は1人で抱え込みすぎなんだよ。これからも甘えていいんだよ?私は美紀の味方だからね。」



美紀は友達をいう本当の意味を知った。



それは、相手を思いやる気持ち、



そして、辛い時もそばにいてくれる。





頼りあう存在だって事を…。

美紀は家を後にしてとりあえず友達に携帯で連絡をした。


「大丈夫なの?私の家来なよ。お金持ってる?」



連絡をしたのは大学に入り1最初に出会い、今では1番仲のいい真美だ。


「持ってるよ。なんかごめんね。迷惑かけて…」



真美と話しをしているときに美紀はタバコに火をつけ一服した。

今夜は真美の家にお邪魔することになった。


何時頃着くとか連絡し終わった後、

美紀はタバコの火を消してすぐ電車に乗った。


そして、美紀は大きくため息をついて電車のいすに座った。

すると同時に携帯が鳴り美紀は携帯を手に取りディスプレイを見た。



「母」



そう表示された。



美紀はまたため息をつき鳴っている携帯をひざの上において鳴り止むのを待った。



しかし、鳴り終わったと思うとまた鳴りはじめる。

親は美紀が家を本当に出て行くとは思わずきっと後悔をしているのだろう。



美紀はそう思いながら親を少しでも安心させようとメールをした。

するとメールの返事は返っては来なかったが携帯が鳴り止んだ。



電車に乗って40分。真美の最寄駅に着いた。

美紀は真美についたことを報告しようと電車を降りてすぐ携帯を手に取りリダイヤルを押して真美にかけた。



携帯から聞こえる声が近くでも聞こえたので、美紀はあたりをみまわした。



すると真美はマックの中から出てきた。


「ごめんね。お腹減っていると思ってポテトだけ買ってきた。食べるでしょ?」



美紀は真美の乗ってきた自転車の後ろに乗って、

ポテトを食べながら色々話した。


美紀はもう笑うしかなかった。

でも、そんな美紀に対して真美はただうなずいて自転車を運転しながら泣いていた。



「なんでも相談してよね…。友達なんだから。

美紀がつらいとき私そばにいるから。独りじゃないからさ」



真美は運転しながらそう言った。

美紀はそんな真美の言葉に感動して後ろから抱きついた。



その状態が何分か続いてその状態のまま真美の家に着いた。



美紀は真美に抱きついていた手を離し自転車から降りた。

真美は自転車を自分の家に入れて家へと招いた。


「おじゃましまーす」

「わんわん!!」



美紀が家に入ると同時に犬が吠え玄関に向かって走ってきた。



「ただいま。チョコ、クレープ」



美紀は真美の家に犬がいるのは知っていた。

けど、真美の家に来るのも初めてで犬に会ったのも初めてだった。

美紀はただその犬を笑顔で見ていた。



犬をリビングに置いたまま美紀と真美は真美の部屋に入った。

真美の部屋はすごくシンプルにまとまっていた。



ベットに机、本棚にクロゼート。

必要最低限は部屋に置かない主義みたいだ。



真美は小さな折りたたみの机を出し、美紀を座らせた。

真美は美紀に飲み物を持ってきてくれるみたいで一度リビングに戻っていった。



何分かして真美はコップを2つ持って部屋に戻ってきた。

小さな机にコップが2個置かれ、真美と美紀は向かい合うように座った。



しばらく2人の間で沈黙が続いた。

そしてその沈黙する中、最初に真美が口を開いた。



「ねぇ、美紀の過去のこと教えてよ。今までどんなことがあったのか…。

美紀と両親のこともさ…。」



真美は美紀に優しく笑いかけそう言葉をかけた。

美紀は苦笑いし家族のこと、自分のそのときの気持ちもすべて…。

(詳しくは第一話にて)




真美はうなずきながら時々笑い、時々涙を流した。