「やっぱ、みなさんきれいですね」
「ここのお店はお客さんにも結構人気だから働く子も結構選んでいるんだ」
普通にお客さんが座るような席に美紀たちも座り色々話をしていた。
しかし、悠はここの店長ということもあり何やら忙しそう。お店の人に呼ばれたり携帯が鳴ったりと美紀とはその合間に話をしていた。
そして、話をしていると悠は美紀にキャバクラについて語りだした。
「ここはさ、お客さんが楽しむためにあるんだ。
だから、お客さんには楽しんで欲しいんだよね。
お店で働く女の子たちにはそういう意識をしてほしいんだ。
でも、みんながいいお客さんとは限らないし、
まして自分と合う人だけを選べるわけじゃない。
だから、話がつまらなくても、自分が嫌いな性格のお客さんでもいい顔していなきゃいけないし、それにストレスも溜まる仕事なんだ。
それに1人の行動でお店も決まっちゃうから色々気を使う仕事なんだよ。
まぁ、その他のバイトと比べたらお金はいいほうだけどね」
美紀は悠の話しをしっかりと耳にいれ、
そして、美紀も自分の思っていることを言った。
自分もお客さん1人1人に楽しんでほしいということ、
自分が人とコミュニケーション取るのが好きだということ、
自分の素直な気持ちを全て話すと悠はまた、話はじめた。
「そっか。でも、ほんとに思ってるほど優しい仕事じゃないからね。
常にお客さんのこと考えなくちゃいけいないし…。
まぁ、美紀ちゃんは俺が見た感じ根性ある性格っぽいから、期待してるよ。
頑張ってみて」
美紀は悠の言葉を聞いて動きが止まった。
美紀の動作がいきなり止まったことに気付いた悠は美紀の言葉を待たずに口を開いた。
「今日は見学って感じで、明日待ってるから。あと今日は最後まで残れる?
今日の遅番の子には紹介したいからさ。今日はいくらでも呑んでも構わないからさ」
美紀は悠の言葉に驚いて口を閉じることが出来なかった。
美紀は口に手を当てた状態で動きが止まった。
そして、美紀は大きな声で悠の言葉にお礼をして、お辞儀をした。
すると悠は笑って美紀の頭をなでて、小さく笑い軽く1口お酒を呑みまたどこかに行ってしまった。
悠は1人で美紀は採用されたことに嬉しさが隠せずずっとニヤケっぱなし。
そして、悠の言葉を思い出したくさんお酒を飲む美紀。
ボーイさんを呼びお酒を頼んでは呑みの繰り返し。
いったいどれくらい呑むつもりなんだろう…。



