美紀は悠に放置されて30分ぐらい経過している。
美紀はお酒が止まらない様子。
そんな美紀の姿を見ていた隣のお客さんが美紀に話しかけてきた。
「1人で呑んでるの?こっちで一緒に呑もうよ」
「いえ。きっと迷惑になると思うので…。それに人を待っているのでごめんなさい」
「じゃぁ、その待ってる人来るまで一緒に呑もう。それに迷惑じゃないし」
美紀はお客さんの言葉を受け止め一緒に呑むことになった。
お客さんは美紀のことをお店の子と間違えている様子。
そんな話をしていたら、美紀に痛い視線が刺さってくる。
美紀はその方向を見ると場内されていた女の子だった。
お客さんは美紀との話に夢中になり、
場内した女の子をあまり相手にしていなかったせいか、美紀を睨んでいた。
それを察した美紀はお客さんと離れるためトイレに行くと口実を使い、
その場を離れた。
そしてそのまま悠のことを探し外に出てくると挨拶をしてお店をあとにした。
美紀はコンビニに行って雑誌を読んだりタバコを吸ったりして時間をつぶしていた。
美紀は時間を気にしながら外を歩いていたらいつの間にもう1時過ぎていた。
美紀は悠のお店に戻ろうと思い歩いているがなかなかお店につかない様子。
美紀は不安になり携帯を取り出し悠に電話をかけようと思ったが悠とアドレスを交換していないことに気づく。
美紀は怖くなりゆっくり歩いていると後ろから美紀を呼ぶ声が聞こえた。
美紀がそのほうへ振り向くと悠が美紀に走っていきなり抱きついた。
「何やってたの?心配したんだから!携帯の番号もまだ交換もしてないからどうしようかと思ったし…。なにより見つかってよかった。この辺は変な人もたくさんいるんだからむやみに歩かないこと。とくに美紀ちゃんは歌舞伎町あんまり来たことないでしょ」
悠は美紀に抱きついたまま美紀にそう声をかけた。
美紀は悠が怒ったことと不安だったことで少し泣きべそをかいた。
悠はそれに気づき美紀にまた抱きついた。
公衆の面前で抱きつかれていることに気づいた美紀は恥ずかしいのかすこし慌てて悠と離れた。
悠は美紀の手を取りお店に向かった。
美紀は反対の手で携帯を取り時間を確認した。
「迷惑かけてごめんなさい。」
美紀は小さい声で悠に謝った。
まだお店も営業中の時間帯だったのにも関わらず探してきてくれた。
お店に着き、悠は美紀の手を離しボーイさんやらさっきまで働いていた女の子たちに紹介をしてくれた。
「明日から、お世話になる優です。よろしくお願いします」
美紀の源氏名は優になった。
もともと前にも使っていた名前ということもあり悠もその名前に賛成してくれた。
「じゃぁ、空ちゃん。優ちゃんの指導お願いしてもいい?」
「わかりました。よろしくね。優ちゃん」
「こちらこそお願いします」
美紀は紗枝(空)に挨拶をされお辞儀をした。
そして、今日はもう電車がないため送りに行くみたいだ。
紗枝は池袋に住んでいるみたいだ。
美紀は歩いて帰れる距離だが紗枝とも色々話したいため一緒に車に乗り、
他の女の子ともたくさん話をした。
美紀は1番最後になり悠と二人っきりになった。
これからの仕事の話や、空のことなど色々話をしていた。
しかし、美紀は1つ気になったことがあり、悠にそのことを話した。





