美紀は山田さんのドリンクを注いで色々話をした。
美紀は山田さんが始めてのお客さんだということや、
山田さんからはこのお店の情報を色々美紀に教えている。
そしてたまにくだらないことや、
世間話をしているともう山田さんは少し美紀になれたのか、
肌に触れてきてスキンシップをしてきた。
…と言っても美紀の頬を指でつまみ頬をのばしたりするぐらい。
「にはぁぁ。やめてくだしゃいよー」
頬を引っ張られてちゃんと喋れない美紀に山田さんは笑っていた。
でも、美紀は今の山田さんの笑い方に少し疑惑があった。
「あの、失礼なこと言ってもいいですか?」
「何?」
「なんか辛いこととかありましたか?
なんか今の笑い方、さっきまでの笑った時の笑顔と違かったような気がしたので…」
「…。するどいね。空ちゃんもわからなかったのに…。
この店に来る前、彼女から電話がきて、ちょっと…ね」
山田さんは、すんなりと美紀に嫌なことが起きたことを視線を少し下におろして話し始めた。
美紀はお客さんの顔を少し下から眺めた。
山田さんはそんな美紀の顔を見て急に抱きついてきた。
その行動に美紀は少し悲鳴を上げた。
「ど、どうしたの?」
美紀はその抱かれたまま山田さんの背中をなでた。
そして、山田さんは美紀を離し、話をし始めた。
美紀はただうなずいて山田さんの話を聞いた。
そして、美紀は山田さんの話を本気で聞いて、本音を言ってしまった。
「それは、山田さんに問題あると思います。私が山田さんに言える立場じゃないですけど、1人の女の子としていいますね?」
美紀は少しやわらかく離し始めた。美紀は自分の意見を言って、それで落ち込む山田さん。美紀は山田さんの様子を見て悲しい表情をしていたので仕事場こういうことは言わないほうがいいのかと思い山田さんに謝った。
「ごめんなさい。やっぱ余計なお世話でしたよね?」
美紀は少ししょんぼりして謝ると山田さんは怒ることはなかった。
「そんなことないよ。
こうやって空ちゃんに言ったことなかったし、
それにこうやってちゃんと考えてくれてるんだなって思っただけだよ。
それに優ちゃんの言ったことが図星っていうのもあってね…。
こっちこそこんな話ごめんね。
でも、話聞いてくれてありがとう。
なんか優ちゃん今日初めて会ったって感じがしないね」
山田さんはそう言って優に笑いかけた。
そのあとはずっと恋愛話になった。
そして、紗枝は戻ってくることがなく、山田さんは美紀とラストまで話をしていた。
美紀はただ単純に話していただけなのにボーイさんに、
ラストと声をかけられるまで時間がわからなかったみたいだ。
美紀はこの仕事は自分にあっているのだと確信をした。
会計が終わり優は紗枝の所にかけよった。
「あの、私やっぱりこの仕事楽しいです。人とコミュニケーション取るのってこんなにも楽しいことがわかりました」
「そっか。なんか優ちゃんと山田さんが楽しそうにしていたから戻らなくてもいいかなって思って。楽しければなにより。きっとお店にはすぐ慣れると思うよ」
美紀は空の言葉が嬉しくて笑顔で返事をした。
そのあとも美紀と紗枝は楽しそうに話をしながら着替えをした。
そして着替え終わり更衣室からでてみんなの仕度ができるまでお店のソファーに座りながら話をしていた。