「指名1位は空。連続3回目だね。おめでと。また頑張って!!」
そんなふうに続き、次は売り上げ順位の発表。
「売り上げ1位はキラ。だんだんと上がってきたね。次もよろしく。そして~…」
もちろん美紀の名前は1ヵ月そこらででてきはない。
でも、それは女性スタッフが頑張っている証拠でもある。
いつもは発表が終わった後、みんな散らばるのだが悠は今回みんなを引きとめた。
「みんなに1つ報告があります。
今回トップ5にはいなかったけど、
今月の頭に入ってきた優ちゃんは売り上げトップ10に入ってます。
これは、まだ1ヵ月もしていなのにここまで来れたのは初です。
なのでここでみんなで拍手!!」
「すごいね。さすが優ちゃん。次はトップ5目指してねー」
スタッフの人はみんな優に一言声をかけている。
しかし、その後ろではまたいつもの陰口が聞こえた。
美紀は聞こえないフリをしてみんなに笑った。
そのあとはみんなはいっきに散らばった。
美紀はまだ着替え終わってなかったので更衣室に向かい着替え始めた。
着替え終わり美紀は紗枝の所に行った。
「指名1位おめでとうございます」
「優ちゃんこそ。すごいよね。いい人捕まえたじゃん!!
いーなー。私、指名は多いけどみんなお金少ないからねー」
そう笑いながら美紀と話をしていると、
後ろから来た女の人が耳元で悪口を言ってきた。
「こびってんじゃねーよ。ガキ」
美紀はその言葉を聴いてびっくりした。
美紀は笑ってその人におばさん頑張ってと言い返した。
すると、その人は美紀が始めて言い返したので
美紀のその言葉に怒鳴るように言い返してしまった。
「なめてんじゃねーよ。こっちは年上なんだからもっと敬意をはらえっつうの!!」
「敬意はらってますよ?だから応援しているんです」
美紀はそう笑って言うと相手は言い返せなかったのか美紀の髪の毛を引っ張った。
美紀は相手のしたことに驚いてあまり痛くもないのに痛いと叫びました。
すると、後ろからその様子と美紀の様子を見ていた悠が近づいて
喧嘩を止めに入ってきました。
悠は必死に美紀の髪の毛を持っている女の子に落ち着くように言っています。
美紀は泣くことはせず、ただ手を離させようと必死です。
手が離れて、悠は彼女を連れてどこかに行きました。
お店の雰囲気は2人の喧嘩ですごく変な雰囲気になってしまった。
美紀は、紗枝さんに連れられて更衣室に戻った。
「大丈夫?髪の毛とかすね」
「大丈夫ですよ。でも、前から色々言われていたんでなんか吹っ切れちゃって・・・」
「最近は喧嘩とかも少なかったのに・・・。あの子、結構前からいるんだよね。
あの子も最初はすごい指名入ってたし、悠さんにも期待されてたんだ。
たぶん、美紀ちゃんのことを自分と重ねて見てたんじゃないかな・・・。
だから、余計美紀ちゃんのこと悔しいのよ」
美紀は紗枝の話を聞いて自分がすごく嫌なことをいったと思い、涙が出てきた。
「わ、私、ただの僻みだと思ったんです。
なのに、私酷いこと言っちゃって・・・。謝ってきます」
美紀は急いで更衣室からでて、悠が居るところに向かった。
美紀はさっきの女の人を見つけて、即効謝った。
「生意気なこと言ってごめんなさい」
悠も彼女も美紀の行動見て驚いた。
「さっき、空さんに話を聞いて・・・。
私、ただの僻みだと思ったからあんなこと言っちゃって・・・。
でも、今なら、本気で頑張ってくださいって言えるんです。一緒に頑張りましょ?
私も最近、色々楽しくて気持ちは少し浮かれていたのかも・・・。
本当にごめんなさい」
悠も彼女も美紀の早口なその言葉を聞いて笑っている。
「ははは・・・。面白い子。私こそ、変なことばかり言ってごめんなさいね。
うらやましかったのよ。楽しそうにやってて、ちやほやされて…。」
そんなこんなで2人は仲良くなった。
美紀に行動や発言、それに涙まで流していたことに悠はただ笑っていた。