わが青春のハンマークラヴィーア(後編) | Sakuta音楽ブログ

Sakuta音楽ブログ

シンガーソングライター川端誠司(Seiji Kawabata )のブログです。
よろしくお願いします。
ここでは主に音楽の話題を書きます。
音楽以外のことはGooブログに書いています。

アメリカ、テキサス州での

ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールが始まった。

予選を通過した辻井伸行はセミファイナルに進んだ。

ここを通過するとファイナル(本選)に進出できる。

 

盲目の彼は補助者につき添われステージに現われ、ピアノに向かった。

盛大な拍手!!

曲はベートーヴェン作曲ピアノソナタ第29番ハンマークラヴィーア!

 

聴衆が固唾を呑んで辻井の演奏が始まるのを待つ。

オープニングの和音連打から第1楽章の演奏が始まった!

流れるような辻井の演奏!

ハンマークラヴィーアを聴き慣れた人も、そのダイナミックかつ清楚な演奏に

驚かされる!

 

ターンするように第2楽章の演奏が始まった。この第2楽章こそ辻井の

ピアノ演奏の真骨頂だ!

派手さはないが、人真似が全くない辻井の第2楽章!

短い時間の中に彼の音楽のエキスがギューッと詰め込まれている。

ベートーヴェンの音楽の神髄に触れたように思えた。

 

そして第3楽章が始まる。

ベートーヴェンの、人生や音楽に対する畏敬の念に満ちた楽章、そしてその演奏!

そして曲はフィナーレへ!

 

日本が誇る若手ピアニスト辻井伸行が弾く「ハンマークラヴィーア」の

演奏が終わった。

盛大な拍手!!

自分も圧倒された。凄いとしかいいようがない。

 

彼は見事ファイナルに進出、そして優勝し、一夜にして時の人となった。

(優勝者2名。準優勝者1名。3位なし。)

 

でもとにかく私は辻井氏がハンマークラヴィーアをセミファイナルで弾いてくれた

ことに感謝したい!

何といっても大曲だし、ほんとうに偉大な挑戦だと思いました。

私は後日CDを買ってこの演奏を聴きました。

すばらしかった! この大曲をほんと聴かせてくれました。見事です!

 

自分が若い頃ハンマークラヴィーア好きだったこともありますが、

辻井氏のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝の偉業とは別に

辻井氏がハンマークラヴィーアに挑戦したことを私は称賛したいです!

 

こういう人が今の日本にいることがうれしいですね!