Yさん物語 第11回 | 江川家の想い出

江川家の想い出

江川家家族の思い出をアルバム風に綴ります。

 

 

入試前々日となった。2月8日だ。

 

保護者の来塾がとても増えた。相談というより、先生、話を聞いて!とか胃が痛いとか、何にもしてあげられないのが辛いとか、毎日仏壇の前で祈っていますなどなど。

 

みなさん、どうしても公立に行くのは避けたい一心。

 

中学校を休んで勉強している子もいた。

 

そして入試の前日。授業をしていると全員目がおろおろ。現在みたいに余裕というか、普段通りは一人もいなかった。

 

夜は帰宅してから全員に激励の電話を入れるのが毎年の行事。夜10時すぎなので、本人は寝ているが、お母様は眠れない様子。だから電話する。。

 

これは毎年の行事だった。

 

翌早朝は駅まで激励するために行った。

 

(つづく)

 

海星学院 塾長 江川進二