アメリカという国の異常性⑥ 民主政権の打倒・非民主的政権への支援 | 鳥頭三太郎の生活と意見と愚痴とぼやき及び鳥頭日記

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 私の日々思うことや、見た映画や読んだ本の感想や、ネットで見つけた情報なんかを皆様にお知らせしようと思います。

 現在のウクライナでの軍事衝突の発端は2014年に民主的に選挙で選出されたヤヌコビッチ政権を暴力的に打倒したことによって内戦化したことですが、米国は同様のことを過去に何度も行っています。

 

 

 

 

「米国が支援してきた非民主的な軍事政権や独裁政権は何ヵ国くらいあるのでしょうか?」

 

『歴史研究や国際関係論の分野では、米国が冷戦期から現在に至るまで、戦略的・経済的・イデオロギー的理由から非民主的な軍事政権や独裁体制を支援した事例は数十カ国規模に上るとされています。
ただし「支援」の定義(軍事援助、経済援助、秘密工作、外交承認など)や期間の長短によってカウントは変動します。

 

📊 概観:推計と代表的研究

 

🗺 地域別の傾向

  • 中南米:冷戦期の「反共」政策の下、グアテマラ、チリ、アルゼンチン、ブラジル、エルサルバドル、ニカラグア(ソモサ政権)などで軍事政権を支援。
  • 中東:サウジアラビア、エジプト(ムバラク政権)、イラン(パフラヴィー朝)、湾岸諸国の王政など。
  • アジア:韓国(朴正煕・全斗煥政権)、フィリピン(マルコス)、インドネシア(スハルト)、パキスタン軍政など。
  • アフリカ:コンゴ(モブツ政権)、リベリア、ソマリア(シアド・バーレ政権)など。

 

📌 数字の幅が出る理由

  1. 支援形態の違い
    • 公然の軍事同盟や経済援助
    • CIAなどによる秘密工作
    • 国際機関での外交的後押し
  2. 期間の長短
    • 数十年にわたる同盟関係もあれば、短期的な軍事支援のみのケースもある
  3. 「非民主的」の定義差
  • 軍事独裁、王政、選挙はあるが実質的に一党支配など、分類基準が異なる

 

まとめ

 

 学術的な整理では、第二次世界大戦後〜冷戦終結までに米国が何らかの形で支援した非民主的政権は30〜40カ国以上、秘密工作や短期支援まで含めると50カ国超に達するとの推計もあります。

 

 もしご希望であれば、この国々を年代順・地域別に整理した詳細年表としてお示しできます。そうすると、米国の対外戦略の変遷や冷戦構造との関係がより明確になります。』

 

 

 

 

「代表的な支援事例を詳しく教えてください」

 

『では、米国が冷戦期以降に支援した代表的な非民主的軍事政権・独裁政権を、背景・支援手段・影響まで含めて整理します。
ここでは、歴史研究で頻繁に取り上げられる事例を地域別・年代順にまとめます。

 

1. 中南米

 

2. 中東・北アフリカ

 

3. アジア

 

4. アフリカ

 

 分析ポイント

  • 冷戦期は「反共」が最大の支援動機
  • 冷戦後は「地域安定」「資源確保」「対テロ」が主要動機
  • 支援形態は、直接軍事援助から秘密工作・経済支援・外交保護まで多様
  • 多くの事例で、短期的な戦略利益と引き換えに長期的な民主化遅延・人権侵害が発生

 

 もしご希望であれば、これらを1945年以降の年代順タイムラインにして、米国の対外戦略の変遷と重ねた可視化もできます。そうすると、支援対象の地理的シフトや動機の変化が一目で分かります。』

 

 

 

 

 めんどくさいのでこの辺にしときますが、日本の「知識人」は米国のこのような面を知らないふりをしますので気を付けないといけません。

 

 

 

 

 日本も「民主主義」という「デモクラシーのようなもの」国なので一見すると独裁政権には見えないのですが、「選挙のようなこと」で「政治家のようなもの」を選ぶしかないので、「見えざる手」に支配されているとしか思えません。

 

 

 

 

                  ありがとうございます