ハローワークではいろいろな就労支援のための講習をしており、10年ほど前のことですが、なぜか農業講習というのがあったので興味本位で申し込んだら、一応行われた適性試験と面接に合格し、受講できました。
その時の講習でいろいろ驚くような日本農業の現状を教えていただいたわけですが、農業従事者の超高齢化が進んでいるということでした。
講師の先生からきいた話では「そろそろ若手に任せないといけないという話になったが、その若手というのがわし(70歳)じゃ」ということでしたので、10年後の現在では80歳になっていると思いますが、後続の若手がいるのでしょうか?
日本の農水省は、この国をアメリカ農業に依存させるために意図的に日本農業を破壊しているのではないかとさえ思えるほど支離滅裂なことを続けているようなのですが、家庭菜園がブームになっているのは自衛のためというのも大きいようです。
また、農機具がものすごく高価なことを知って驚いたのですが、あまりに高機能すぎる(オーバースペック)ような気もするし、複数のメーカーがあるのに価格競争がない(価格カルテル?)ような気もします。
家庭菜園でこんな高価な農機具を使うことはないと思いますが、年々高価になっていくというのは農家が廃業する大きな要因にもなっているようです。
農家が自分で農産物を作るよりもスーパーで買った方が安くつくという状況で農業をしようというのは趣味かボランティアということになってしまいますから、都市部でぶらぶらしている若者を強制的に「下放」して強制労働させるしかないかも・・・。
ありがとうございます