イスラエルを建国したユダヤ人の中心はナチスの被害者たちだと思っていた ⇦ 大間違い | 鳥頭三太郎の生活と意見と愚痴とぼやき及び鳥頭日記

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 私の日々思うことや、見た映画や読んだ本の感想や、ネットで見つけた情報なんかを皆様にお知らせしようと思います。

 ほとんどの日本人もそうだと思うのですが、私はイスラエルを建国した際に中心になった人々はナチスによるホロコーストの被害者のユダヤ人たちだと思っていました。

 

 

 

 

 しかし、次の記事などを見ると、どうもそうではなかったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第一次世界大戦後のドイツ(通称ワイマール共和国)ではシオニズムに否定的な同化主義ユダヤ人が圧倒的に多く、『ヒトラー: 虚像の独裁者』によると、シオニストは2%くらいしかいなかったそうです。

 

 

 

 

 

 

 シオニストの悩みの種はパレスチナに移住するユダヤ人がなかなか増えないことだったようなのですが、ユダヤ人をドイツから一掃することを公言していたナチスが政権を奪取したことは過激なシオニストにとって喜ぶべきことだったようです。

 

 

 

 

 上記のネット記事にもあるように、シオニスト組織はナチスに積極的に協力してせっせとパレスチナにユダヤ人を送り込んだそうで、この協力関係は第二次世界大戦中も続いていたようです。

 

 

 

 

 結局、ナチスと協力関係にあったシオニストが、ナチスの被害者のユダヤ人を利用して(自分たちも被害者に成りすまして)第二次世界大戦後に(先住のパレスチナ人を虐殺したりして駆逐し)無理やり建国したのが現在のイスラエルなのだそうです。

 

 

 

 

 イスラエル建国の際に中心になったのはシオニストの中でも過激なテロリストたちであり、のちに首相になったメナヘム・ベギンやイツハク・シャミルなどはテロリストグループのリーダーとして有名だったそうです。

 

 

 

 

 

 第二次世界大戦中、ヒトラー・ナチスを「悪魔化(デモナイゼーション)」するプロパガンダが連合国により盛んに行われ、連合国側が勝利したことで「ヒトラー・ナチス=絶対悪」という構図が定着したようです。

 

 

 

 

 ヒトラー・ナチスが「絶対悪」なら、協力したシオニスト(しかもテロリスト含む)も「絶対悪」になりそうなものなのですが、なぜか彼らは「ナチスの被害者」になりすまして身をかわすことに成功したようです。

 

 

 

 

 実際のナチスの被害者であるユダヤ人がナチス政権時代にパレスチナに多数移住したのは事実でしょうが、イスラエル建国時に中心となった支配的なシオニストたちが「ナチスの兄弟」的な存在であったことが現在の悲劇の根底にあるように思います。

 

 

 

 

 シオニズム過激派とナチズムは鏡像のような関係にある「排外的超自民族至上主義」であり、出現した年代から見るとシオニズムの方が先行しているので、案外ナチスの方がシオニズムをパクったのかもしれません。

 

 

 

 

 シオニズムのユダヤ人をゲルマン人に置き換え、旧約聖書をゲルマン神話+オカルトに置き換えるとナチズムになるような関係なのではないかと思います。

 

 

 

 

 ナチスが迫害したのはゲルマン人以外全部なので、ユダヤ人だけを迫害したのではありませんし、その点でもユダヤ人以外を「ゴイム」といって差別するシオニズムと鏡像関係になります。

 

 

 

 

 ユダヤ教自体が、(旧約)聖書をそのまま読めば「排外的自民族至上主義」になるので、「原理主義的ユダヤ教徒」=「排外的自民族至上主義者」になってしまいますから、周囲を差別する「排外的自民族至上主義者」が反感を買うのは当然でしょう。

 

 

 

 

 また、イスラエルには無宗教(ユダヤ教徒ではない)や無神論のイスラエル人も存在しており、なぜか母方がユダヤ系ならユダヤ人としてイスラエル国籍が与えられるという母系血統主義らしいです。

 

 

 

 

 シオニズムはユダヤ人の血統に異民族の血統が混じるのを忌避するという点でもほぼナチズムと同様の優生学的民族差別主義思想であり、両者が向かい合うと「合わせ鏡」になって悪魔を呼んでしまいそうです。

 

 

 

 

 ナチスが迫害したユダヤ人はシオニストと対立関係にあった「同化ユダヤ人」であり、シオニストはナチスに協力して迫害する側だったのに、イスラエル建国に当たってはホロコーストの被害者側になりすましていたという「ほぼ悪魔」・・・。

 

 

 

 

 

 単純化して言えば「ドイツ人のシオニズム=ナチズム」であり「ユダヤ人のナチズム=シオニズム」という関係だったと考えれば、現在のネタニヤフ政権がなぜ平気でパレスチナ人の大量虐殺ができるのか理解できるのではないでしょうか?

 

 

 

 

 「ナチズム=悪」なら「シオニズム=悪」にならないとおかしいのに、シオニストの歴史隠蔽・捏造と欧米のダブルスタンダードなどが混ざり合ってパレスチナ問題をどんどんこじらせた結果、現在の悲劇的な状況を作り出したのではないかと思います。

 

 

 

 

 第二次世界大戦後にシオニズムは欧米でユダヤ人の主流になってしまってますし、なぜかクリスチャンシオニズムなども存在し、イスラエルロビーがアメリカ外交を支配していますからシオニズムの影響を消滅させるのは不可能でしょう。

 

 

 

 

 

 

 また、さすがにシオニストの絶滅と言うのは人道上許されないでしょうし、イスラエルは核兵器を保有しているらしいので、イスラエルのシオニストを絶滅しようとすると逆に絶滅されそうですから不可能でしょう。

 

 

 

 

 先住民を虐殺・駆逐して建国し、現在アイルランド系でカトリックの大統領がシオニスト宣言するような異常なウルトラ独善・偽善自己中国家が消滅してしまえば解決の希望が見えてくるかもしれませんが・・・。

 

 

 

 

 

 

 ユダヤ人=シオニストではないし、イスラエルは「シオニスト国家」なのであり、「ユダヤ人国家」ではないという基本的なことを日本のマスメディアは解説しないし、私もそうだったのですが、日本人のほとんどが知らないと思います。

 

 

 

 

                 ありがとうございます