日本国のまやかしの歴史③ 「連合国(国際連合)憲章」の「敵国条項」について | 鳥頭三太郎の生活と意見と愚痴とぼやき及び鳥頭日記あるいはオポッサムの遠吠え且つ懺悔録または自己批判文及び居酒屋談義あるいは備忘録

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 私の日々思うことや、見た映画や読んだ本の感想や、ネットで見つけた情報なんかを皆様にお知らせしようと思います。
 なお、私のいうことにはいろいろ間違いもあると思いますので、100%信用してしまわないよう気を付けてください。

 「連合国(国際連合)憲章」には通称「敵国条項」と呼ばれている規定があるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 日本では「United Nations=連合国」を「国際連合」と、敗戦当時の外務省の官僚が謎のまやかし翻訳をしたのが慣習化し一般化していますので、わかりやすいように「国際連合」という言葉を使いますが「国際連合=United Nations=連合国」です。

 

 

 

 

「United Nations=連合国」ということがわからないと、「敵国条項」の恐ろしさが理解できませんし、戦後の日本国の「身分」がどのようなものかが理解できないでしょう。 

 

 

 

 

 1945年8月10日に大日本帝国がポツダム宣言を受諾して国家が降伏することを海外向けラジオで連合国に通知し、同15日にそのことを天皇がラジオで臣民に知らせ、9月2日に降伏文書に代表が調印することで一応戦争は停止されました。

 

 

 

 

 

 なお、8月15日以降も、軍の一部は中央からの停戦命令を無視し、進駐してきた米・ソ連合軍を攻撃するというポツダム宣言違反(戦争犯罪)をしています。

 

 

 

 

 

 ポツダム宣言第8条に『日本の主権は本州、北海道、九州、四国及びわれわれの決定する周辺小諸島に限定する』とありますので、米ソ連合軍は同宣言に基づいて「周辺諸小島」に進駐してきた訳ですから、日本側が「偽旗攻撃」をしたことになります。

 

 

 

 

 

 ここまで読まれれば、なぜ「日本国憲法第9条」があるのか推測できるのではないかと思うのですが、今まで読んだ憲法制定過程について書かれた本にもネット上の記事にも憲法9条と敵国条項との関係を書いたものはないのですが・・・。

 

 

 

 

 

 要するに憲法9条は「武装解除してホールドアップしますので、命ばかりはお助けを」という「命乞い条項」だったのではないかと思います。

 

 

 

 
 東京裁判が始まってすぐ、なぜか憲法を早業で変えてしまったわけですが、ニュルンベルク裁判で主要戦犯24名のうち死刑12人(他獄中死2人)に対し、東京裁判ではA級戦犯28人のうち死刑7人(他獄中死4人)というのに影響を与えたのでは?
 
 
 
 とりあえず恭順の意を示しておく程度の意味合いだったのかもしれません。
 
 
 
 
 が、しかし、敵国条項が削除されないままなので9条も変えるわけにはいかないのでしょうが、1955年以来の右翼政権は、自衛隊という、憲法上あるはずのない軍隊をどんどん増強し、さらに米軍のような外征・攻撃型に変質させています。

 

 

 

 
 
 
 1950年の警察予備隊の発足により、事実上憲法9条は無効化されて停止状態にあるわけですが、この国のいわゆる知識人はそのことに気が付かないのでしょうか?
 
 
 
 
 現実を認めたくないのかわかりませんが、「過疎の人口密集地」という、現実にはあり得ないものが法律上にある国ですから、法律上はあり得なくても現実にあるということに違和感を感じないのでしょう。
 
 
 
 
 それにしても、Wikipediaの『A級戦犯』記事に『BC級戦犯は約1000人死刑』とありますが、A級戦犯で終身刑・懲役刑になった者は(獄中死した以外は)その後釈放されています。
 
 
 
 
 上に甘く下に厳しいというのは昔からみたいですが、福島第一原発事故の刑事責任を問う裁判で幹部が無罪になるというおかしな現象等から見ると、今でも変わらないようです。
 
 
 
                ありがとうございます