幕開け | EXIT-B-9th

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音楽とスケボー三昧な日々を送る、髭坊主で、ひねくれサラリーマンの気まぐれ日記

明けましておめでとう。





また、新しい1年が始まった。





この休みは、年明けから、出張やら何やらでドタバタしそうなんで、久しぶりにゆっくりと、ゆる~い時間を過ごしている。





そんななか、年末の大掃除で出てきた本をふと読み返していると、改めて感動するコトバたちに出会う。




難題の“無い”人生は”無難”な人生
難題の“有る”人生は”有り難い”人生


~「筆談ホステス」(斉藤里恵 著)より~



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このコトバは、何度読み返してもグっとくるコトバである。聴力を完全に失った著者が放つコトバだからこそ、読者の胸に突き刺さるフレーズだろう。





この本は、2009年に発売され、大ベストセラーとなった本。読んだことのある人も多いのではないだろうか。





と、この書籍を読んだ方々のレビューもまた、いろいろと学ぶべきポイントが多い。





とあるサイトに書かれていたレビュー。





パラリンピックが、何故感動的なのか。
 それは、ないものに目を向けるのではなく、あるものを最大限生かそうとするところに、そしてなによりその一生懸命さに感動を覚えるのではないだろうか。
 作者は、耳が聞こえないから会話によるコミュニケーションができない、というハンデにとらわれなかった。逆に、筆談ならできるという意外な方法を武器にして、健常者 (使いたくない言葉だが、他に」適当な語がないのでおゆるしいただきたい) を凌駕してトップに立ったのである。
 私たちは五体満足なのに、あれがない」これがない、と自分にないものばかりに囚われて、不平を言いながら生きていないだろうか。
 この斉藤さんを見習って、例え大きなことでなくてもいいから、自分ができる範囲のことを一生懸命やっていきたい。自分にある何かの強みを見出し、それを人のために役立てていくことができたなら、それこそが斉藤さんのように魅力的な人物になっていくための一歩だと思う。





なるほど。納得。





そうそう、俺のバイブルの1つをご紹介。京都大学名誉教授で、残念ながら昨年亡くなった森 毅先生の著書。彼が亡くなったあとに、池内さんという方が編集した、彼の傑作集である。





「森毅の置き土産」(森毅著)


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彼の名言をいくつか紹介します。




元気になれ、がんばれというメッセージが多すぎる。・・・みんなが毎日ハイになることないやんか。元気がない人もいてええんや


正しさは伝わらない。楽しさはうつる


賢(かしこ)に教わるぐらいアホでもできるわ。アホから教わるのがほんまの賢や



若いうちから、もっとムダせい、言うの。ムダがどれだけ身につくかで、教養が広がるんやからね




などなど、森先生が気持ちいいぐらいに言い放つコトバの数々は、本当にいつも俺の人生の支えになったきた(いる)。




2011年、すでに本格的に始動した人も、これから始動するって人も、ぜひ一読いただきたい2冊である。




では、今年も1年宜しくお願いします。