『妙法蓮華経薬草喩品第五』について 19-2 | たこなぐりの宗教ブログ

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宗教の古典の紹介
この世での生活状況

空観(くうがん)

すべては幻(まぼろし)であり、蜃気楼に過ぎない。

実際に悩みがあり、苦しみがあり、体や心が痛い。

 

生老病死

「生まれ、老い、病気になり、死ぬ」の四点セット

これは苦なのか、魂の経験値を上げる宝(コイン)なのか?

与えられたコイン=時間や肉体を使ってどんなゲームをするつもり?

 

あーあ、今日(111)も株が始まるわ。

終日執着に身を焦がし、飛んだり跳ねたり。

架空請求業者の対応もしなければならない。

すべては「縁を作ったことに起因する。」

口座開設したり、爪薬を注文したり。

因縁生起

「この連鎖を反省せよ」と釈迦は説いた。

 

株の上げ下げより、釈迦の説法の方が絶対価値の高い情報であるのだが。

私を含めて世間の人は、低レベルの情報を好み、欲しがる。

それは地上が物質世界であり、本来の価値観がわかりにくい世界であるから。

「好きなようにやってくれ」と言うしかないね。

 

 

今、ご飯を食べているけれども、それは空(くう)なのです。そのように意識をしていくならば禅なのです。歩いていても、これも禅です。座っているだけが禅ではありません。それがよくわからないから、「座って坐禅を組むことが禅だ」と思っているのです。24時間が仏道修行です。ご飯を食べても仏道、寝ても仏道、起きても仏道です。そのように思って修行しないと、現実と仏道が乖離してしまいます。

「これは仕事、これは仏道」ではありません。全て仏道です。そのように思って何事でも取り組んでいくのです。車の掃除も仏道です。
 「世間に充足すること 雨の普く潤すが如し」
 世間に充足すること、雨の普く潤すが如しです。仏様は法を説いて、人々に正しい法を学ばせて潤すのです。潤った人達は、一心不乱に自分の仕事をして、世間を照らすので世間も潤すのです。

 

*

アッラー教ではどう教えるか。

お前たち人間よ、アッラーによって等しく創られた者よ。

アッラーがお前たちを創った目的に沿って生きよ

具体的には、コーランを読むしかない。

バチカンや聖職者(牧師、神父、坊主)がいない

 

釈迦教では、釈迦が教え()を説く

それが干天の慈雨のように人々の心を潤していく。

現代は釈迦がいくら教えを説いても、地面がコンクリートになっていて、法雨がしみこんでいかない。

イエス教やマホメット教もしかり

預言者が神の声を伝えても、地上の人間は無視する。

預言者の言うことを聞かない。

 

(アッラー)は過去、そのような文明を何度も滅ぼした。

旧約聖書にもいろいろ出てくる。

 

 

仏は法を説きます。法を聞いた人は、世間の中に入って仕事をします。それで全体で潤っていくのです。どちらか一つだけ潤ってもいけません。
 「貴賎(きせん)上下 持戒(じかい)毀戒(きかい)」
 尊い人、賤しい人、身分の上の者、下の者、戒律を持っている者、戒律を持っていない者

 

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仏教の伝来や広がり

東の果ての島国にまで伝わったが。

釈迦の真意がわからないと多くの人が悩み

奈良仏教、平安仏教、鎌倉仏教と変遷

 

笑うセールスマンよろしく、現代人は心の寂しい人ばかり。

痛いところを突いてくる(指摘する)わい。