辨道話(4)-4 | たこなぐりの宗教ブログ

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宗教の古典の紹介
この世での生活状況

なぜ座禅をするのか。

道元の思想(考え方、信仰)が書かれているので、もう1

今この場に座禅している自分が、自受用三昧の境地になれば、

天上界の神々、仏界の諸如来・諸菩薩が感応し、

天界から「悟りのインスピレーションを受けられる」。

 

釈迦が菩提樹下で経験したとされる自受法楽

(おのずか)ら歓喜が湧いてくる

宇宙の法則がわかった、悟りを得たという楽しさ

そこに天界の神々が降臨して、いろいろと釈迦に言う。

世尊よ、あなたのお知りになった法、教えを我々にも説いてください。

天界の神々より、地上に降りた仏陀の方が、より多くの法を悟っている。

唯一絶対神から地上の預言者が教え(啓示)を授かる砂漠の宗教とは違う。

 

釈迦が菩提樹下でやったこと。

おそらく結跏趺坐して、瞑想していたんだろう。

その形式を真似る。

その反省法を真似る。

始祖、達磨から禅宗では座禅を重視

その内容はどうだったのか。

 

座禅を極めると、地上が仏国土になる。

個人が悟ると全体を押し上げる。

釈迦以降の世界史の流れはまさにそうであるが。

素人が座禅をしても、足が痛いだけのような気もする。

 

道元死後、数百年経つけど

曹洞宗が世界宗教にならないのはなぜか。

正法眼蔵より、聖書、コーラン、法華経、歎異抄が読まれているのはなぜ?

 

仏法を伝え相続してきた諸祖師や諸仏は、皆共に自受用三昧(今の自分と一つになること)に正しく坐る修行を、悟りを開く正しい道としてきました。

焼香、礼拝、念仏、懺悔、読経などを用いず、但し坐禅して身心を脱落させなさい。」とあります。

もし人が、ひと時であっても三業(身と口と心の行い)に仏心印(仏の悟りの法)を示して、三昧に坐禅する時には、全世界が皆 仏心印となり、あらゆる世界は悉く悟りとなるのです。

 

そのために、諸仏は本身の法楽を増して、悟りの道が新たに荘厳されるのです。

および十方法界、三途(サンズ)六道の群類、みなともに一時に身心明浄(シンジン ミョウジョウ)にして、大解脱地(ダイゲダッチ)を証し、

そして、すべての世界の三途(地獄 餓鬼 畜生)六道(地獄 餓鬼 畜生 修羅 人間 天上)の人々は、皆共に同時に身心が浄められて、大解脱の境地を悟るのであり、

本来面目(ホンライ メンモク)現ずるとき、諸法みな正覚(ショウガク)を証会(ショウエ)し、万物ともに仏身を使用して、すみやかに証会の辺際(ヘンザイ)を一超して、覚樹王(カクジュオウ)に端坐して、

その本来の自己が現われた時には、あらゆるものが皆 仏の正覚(悟り)を証明して、万物は共に仏身を働かせ、速やかに悟りのほとりを飛び越えて釈尊成道の菩提樹に坐すのであり、

一時に無等等(ムトウドウ)の大法輪を転じ、究竟無為(クキョウ ムイ)の深般若(ジンハンニャ)を開演す。

そして同時に無上の大法を説いて、究極にして無為の深い般若の智慧を演説するのです。

 

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後は曹洞宗の坊さんに聞いてくれ。

座っていたら変なことはしないわな。

酒、タバコ、賭博、女淫その他

道元の時代は娯楽がなく、誘惑もなかった。