『無量義経十功徳品第三』について ⑧-2 釈迦在世中の教え? | たこなぐりの宗教ブログ

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 「若し菩薩是の経を聞くことを得て、若しは一句、若しは一偈、若しは一転、若しは二転、若しは十、若しは百、若しは千、若しは万、若しは億万恒河沙無量無数転せば、復(また)真理(しんり)の極(ごく)を体(さと)ること能わずと雖も、復三千大千の国土を震動し、雷奮梵音(らいふんぼんのん)をもって大法輪を転ずること能(あた)わずと雖も、已(すで)に一切の四衆(ししゅ)・八部に宗(たっと)み仰がれ、諸の大菩薩を以て眷属とせん。深く諸仏秘密の法に入って、演説する所(ところ)違(たが)うことなく失(とが)なく、常に諸仏に護念し慈愛偏(ひとえ)に覆(おお)われん、新学(しんがく)なるを以ての故に。」
 この生まれた子供は菩薩の子なのですが、またお父さん、お母さんから説法をされて、そのうちの一言でも理解して、一転、二転と「仏様の説法は『無量義経』でした」と聞いたことを伝えるならば、一人、二人、百人、千人と多くの人に説法をしていくのです。「恒河沙」とは、ガンジス川の砂のように無数の喩えです。これは、大宇宙のことです。「億万恒河沙無量無数」転伝するのです。

 

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釈迦が教えを説く

「法輪を転ずる」という表現

車輪が回転するとうに、教えが広がっていく。

魔軍を打ち砕く戦車みたいな進撃、あるいは光が全世界に広がっていくイメージ。

仏陀の姿を描くのは畏れ多いので、車輪や菩提樹が描かれることも多い(隆法説)

今世だけでなく、何度も転生して釈迦の教えを伝えるらしい。

 


 一人の人に説法をしたことが、どんどんと転がって宇宙大に広がっていくのですが、まだまだ真理の法は悟っていません。まだ菩薩なのです。
 悟らざるといえども、説法をすることにより三千大千の国土を振動させて、「雷奮梵音」とは、仏様の説法が天から聞こえて大音声だというのです。「善哉善哉(よきかな)、善哉善哉(よきかな)」という仏様の声が天から聞こえて、梵音をもって、大法輪を転じるのです

 

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天界に仏(如来)がいつということ。

イエス教やマホメット教みたい。

霊界から釈迦の生命体が人間を指導する。

インスピレーションを与えたり、師に会わせたり。

龍樹、天台、鎌倉六祖なども、それぞれの法輪を回した。

あっちゃこっちに、輪っかがあったら目が回る。

教えが多くて、目移りする。

イエス教やマホメット教ではあまり起こらない。

異端と言って、粛清してしまう。

 


 この説法を貴方がしたことによって仏様が天から説法を下して、衆生に「善哉善哉(よきかな)、善哉善哉(よきかな)」ということはできないにしても、まだ資格がありません。
 四衆とは、比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷です。八部の衆とは、天衆、龍衆、夜叉衆、乾闥婆衆、阿修羅衆、迦楼羅衆、緊那羅衆、摩睺羅伽衆の8つを指します。この凄い大菩薩達を眷属にすることができるのです。

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優婆塞・優婆夷(うばそく、うばい)

在家信者のウパリが原音らしい。

どっちかが在家男、どっちかが在家女


 この人が「深く諸仏秘密の法に入って、演説する所(ところ)」、何を説法しても間違えることはありません。失敗もありません。

 

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声聞、教えを聞いているだけ

縁覚、仏縁に触れて覚る

誰かに話したくなる、講演したくなる段階

自分が素晴らしいと思わないと、タダで教える気にならん。

 

この凄い大菩薩達を眷属にすることができる

インスピレーションをいろいろ貰える

あるいは護られる。

霊的なつながりであるので、地上的に説明できない。

信仰でつながる仏教霊系団