形勢が良ければ、次から次へとうまい手が続き、優勢が拡大する。
アマの将棋はそう。
悪くなっても、難しい局面を維持するのがプロ
奨励会時代からの「生活感のある手」「辛抱する」
羽生マジックとよばれる恐ろしい逆転ドラマは有名
形勢が悪い方は、悲観状態が長く続く。
株で言えば、含み損を抱えている状態
含み損を拡大させないのが腕でしょう。
投げるわけにはいかない。
悲観状態が長く続くと、逆転しかかっているのにそれに気がつかないことが多いとも。
1000円で買った株がジリジリと800円になった。
810円、820円と反転に転じる。
今まで「下がり続けた」ので、「上げの転換点」がわからない(気がつかない)。
800円割れを気にして、850円に戻ったら投げる。
それなら初めから、950円でロスカットしろよ。
『自分で形勢判断でき、着手(クリック)できるトレーダーになりたい!』
[引用・編集]
この「背景理論」を強調するようになったのは、
足かけ10年近くにわたる「トレード指導」の成果です。
多くの初心者と接していて、
その多くが「知識の詰め込み過ぎ」からくる、
“動けない病”や“迷い病”にかかっていることに気付きました。
テクニカル指標の例でいえば、「RSI」という指標があります。
一般的には「70以上は過熱圏(→売り)30以下はその逆」、
という見方をしますよね。
ところが、これには“逆の解釈”も存在します。
つまり、「70以上は過熱ではなく、トレンドを示しているので買い」
という真逆の見方です。
この両方の知識を頭に入れているとどうなりますか?
答えは⇒ 「迷って何も行動できなくなる」です。
最悪な場合、
両方のトレードをドタバタとやって自爆というケースも(汗)。
「背景理論」は、この弊害を排除するために生まれたものです。
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大局観理論とでもいうべきものか。
駒の動かし方を知っているレベルから
定跡や手筋、実戦例を多く知っている。
自力で考えられる。
あと駒の損得と速度、どちらが優先されるか。
終盤戦とも言える超かつぎあげ、鬼殺しナイアガラ
値段などおかまいなしに買いまくり、売りまくる局面。
文字通り、駒の損得(価格)を無視した流れ
将棋で言えば、駒を捨てまくって玉を詰ます。
詰んだら次の将棋に移る。
大天井や大底をつけた後
そこからは、また1歩(500円)の損得にこだわる世界が始まる。
今は序盤か終盤か。
序盤は飛ばして、終盤のみ参加するのがおもしろい?
チャートが急角度を描いているところですな。