
ハイ、映画批評コーナーだす

今回ご紹介するのは『犬神家の一族』
ストーリーを掻い摘むと・・・
信州の犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛(仲代達矢)が永眠した。
佐兵衛には腹違いの3人の娘、松子(富司純子)、竹子(松坂慶子)、梅子(萬田久子)がおり、それぞれに佐清(尾上菊之助)、佐武(葛山信吾)、佐智(池内万作)という息子がいた。
さらに犬神家の屋敷には佐兵衛の恩人の孫娘である野々宮珠世(松嶋菜々子)も住んでいた。
しかし全員が固唾をのんで見守るなか公開された遺言状には、「佐清、佐武、佐智のいずれかとの結婚を条件に犬神家の全財産を珠世に譲渡する」と記されていた。
この予想だにしない事態に一族の間で血で血を洗う惨劇が繰り広げられていく。
事件の調査を開始した名探偵・金田一耕助(石坂浩二)は次第に犬神家の血の系譜の裏にある大きな謎を解き明かしていくのだが・・・。
この映画は監督・市川昆、主演・石坂浩二のコンビで30年前に公開されているんだけど
今回はその同監督&同主演によるセルフリメイク作品


過去に何度も映画化やドラマ化されている金田一耕介シリーズですが
『犬神家の一族』といえば
白覆面の佐清(すけきよ)と湖に浮かぶ逆立ち死体

俺は孫の“金田一少年の事件簿”なら漫画本は全巻揃えてるし
堂本剛・松本潤・亀梨和也それぞれが主演したドラマ版も完全網羅しているほどの金田一ヲタですが
ジッチャン金田一は初体験

だから楽しみにしていたんだけど・・・
これが超絶レトロ糞映画


時代設定が戦後まもなくの昭和20年代ということもあったし
舞台ものどかな田舎町だったから
ある程度の時代錯誤感は仕方ないものと思って鑑賞に臨んだわけだけど
そんな前段階なんかを気にする以前に
衣装・小道具やカメラ回しの動作等の映画作りの根幹部分が全てにおいて30年前の低水準なもんだから
ミステリー映画なのに笑いどころ満載なクソ映画になっちゃってるんですよねぇ

こんなの見るくらいなら
テレビ朝日の土曜ワイド劇場系の2時間ドラマでも見た方が遙かにマシ

俺から言わせてもらえば
これだけ大物キャストを集めておいて
こんな錆びれた映画に小さくまとめ上げてしまった巨匠・市川昆監督は無能

もう監督は92歳にもなる車椅子必須の老人なんだから
さっさと引退して下さい


製作サイドからスケールのでかさをアピールされて
見事に騙されてこんなクソ映画のオファーを受けてしまって
その華麗なる経歴に傷をつけてしまった松嶋菜々子が可哀想

てゆ~か、そもそもなんで唐突に30年振りにリメイクしたんだろ

特にミステリーブームが昨今巻き起こってるわけでもないし
ALWAYSの昭和レトロブームに便乗するにしては余りにもレベルが低すぎるし

とりわけ佐武(すけたけ)の首切り頭が発見されるシーンは
この映画の最大のお笑いポイントですので要必見です

というわけでこの映画に対する評価ですが
大甘に採点して44点

評価すべき点は“金田一少年の事件簿”における
飛騨からくり屋敷殺人事件(いわゆる首切り武者編)が
この『犬神家の一族』のストーリーをオマージュしていることが判明して
なるほどと感心させられたから

んじゃ今回はここまで!!また。。。