…会いましょう


また いつか会いましょう


背中合わせ振り返ることなく前だけ見て進みましょう


大丈夫、心配なんかいらないよ


あなたが本当に もぅ一度会いたいと願うなら

必ず二人は、また会えるから

前だけ見て進みましょう


たまには空を見上げ


時には走ったり歩いたりしてもいい


お互い背中合わせ前だけ見て進んでいれば 地球は丸いから必ず もう一度会えるでしょう


偶然ではないよ


確率なんかではないよ


僕らはすでに一度出会ってるんだから 大丈夫さ…
無くした恋の物語を噛み締め話すあなたには


かける言葉が見当たらないけれど


途切れ途切れ 涙混じり悲しみの青い恋の物語を



僕はしっかりと聞いているよ


悲しいのならば 僕の前では泣いてくれた方がいい


辛いのならば我慢せずに弱音をこぼしてくれた方がいい


大きく揺れる あなたの鼓動の振動で


僕まで涙あふれてしまう


何故に泣けてしまう?



震える肩 こぼれ落ちる声 潤んだ瞳 空を見つめたままの手のひら


あなたが ただ小さく 小さく見えるというのに


何も出来ない 自分が悔しくて


僕はきっと泣いてしまうんだね…


あなたの物語は終わってなんかいないよ

まだ これからさ


まだまだ続くさ


僕が聞いているよ


一番近くで 何も言えなくても


イマまでも これからもかわらず聞いているよ


あなたの小さい声こそ


あなたの濡れた声こそ


僕は近くで一番近くで聞いているよ…
何かと理由づけないと進めなくなったのはいつからだろう…


僕は君が思うように強くはないよ 弱くもなく ただ強がりなだけさ


僕は君が思うように優しくもないよ 他の誰でもない君だからこそ優しくしてしまうだけさ


世界が二人だけになってしまえばいいとさえ思ってしまう


君の視界にはいるため いろんな僕を演じ背伸びさえしてしまう



君がこの手の中に

君を僕の腕の中に


一度でいいから抱けるのを願ってしまう…


ねぇ、どんな過ちが起これば僕は君の瞳に映れるのだろうか?


ねぇ、どれだけのものを犠牲にすれば 僕は君だけのものになれるのだろうか?


両手だけじゃ数え切れない思いが溢れてしまいそうで

頭の中じゃ 抑えきれない思いがこぼれてしまいそうで


…僕は夢を見る


二人ぼっちの終わらない夢を…


君は微笑んでいるだけ

僕は笑っているだけ


互いに言葉を知らない

名前すら知らなくていい

差し出す右手 つつみかえす左手


永遠の瞬間…

瞬間の連なり…


僕はそんな夢を見る…
元気ですか?

無理してないですか?


冬はやっぱり悲しいものですね


大地の女神が娘をハーデスに嫁がせた悲しみのせいか

寒さのせいか 夜が長いせいか

何にせよ やっぱり悲しいものですね


あの頃、予告を見てはみたいと言っていた映画をこの一年 結局一人で見てきました


あなたが教えてくれた外国の言葉も忘れていません


シガレットケースも タバコの銘柄もあれから変わっていません


昼夜問わずサングラスをかけるスタイルも
好きなファッションも変わっていません


あなたと離れ変わったことといえば、僕の髪がさらに伸びたことと香水がかわったことぐらい


そして、僕はクロだから黒を着ることが多くなったことくらいです


ソコカラ ナニガミエル?


…覚えていますか?


午前3時の着信に僕はいまだに過敏に反応してしまいます


背の低いライダースを着ている女性をみると必ず顔を確かめてしまいます

あなたと出会って僕はたくさんの事を学びました

現実は甘くないこと

僕が無力なこと

それでも やっぱり世界は美しいこと



…ソコカラ ナニガミエル?

あなたが戦っている姿が目に浮かびます


身体には気をつけてください


風邪などには気をつけてください


たまには弱音や愚痴をはいてください



僕は遠くながら あなたのことを応援しています。
あなたと同じ名を見つけました


あなたではないことも知っています


それでも 名残惜しきその名に触れたくて


僕はまた 同じ名に何か期待し見つめてしまいます


過ぎ去りし日ほど鮮やかに色づくものですね


忘れたいものほど胸に焼き付いて 離れないものですね


……あなたはどこで イマ何をしているのでしょう?


あなたと同じ名の温もりは


僕に微笑みと寂寥を与えてくれます


あの日のあなたが呼ぶ声が聞こえそうで 今にも消えてしまいそうで…


過去に沈む愚かな僕は


耳をすまして 瞳を凝らして

いまだあなたを探してしまいます


12月、映画館の隣の席

寒い夜、僕のバイクの後ろ

あなたが好きだった香水のボトルの中

愛しき同じ名が生む文字の合間に…


…もう二度と二人は交わることはないのでしょうか?


二人ぼっちの淋しさに負け

複雑に混ざり合った運命に負け

自分自身の無力さに負け

僕はあなたからおそらく逃げたのでしょう…


在りし日のあなたの思いがいまだに僕を包み込んでくれるけれど


あれから僕はどれくらい 何に負け逃げてきたのでしょうか?


混ざらぬ運命と 濁りきった自身を理解しつつも

愛しき同じ名にもう一度触れたいと思います


まぼろしでもいい


間違いでもいい


僕は もう逃げたりはしないから…


…あなたと同じ名の日だまりを見つけました

偶然に咲くその花を僕はもぅ少しだけ見つめています

少しだけ…少しだけ…
先へ進まぬ恋の悩みを


涙にかえ苦しむあなたが

愛しくて僕は何も出来ない


やわらかい空気と微笑みが好きなあなたが

僕の知らない彼のことで傷ついている姿が


愛しくて僕は何をしていいのかわからない


あなたとの距離がもっと近ければ

僕は抱きしめて あなたを彼から奪っていただろうけど


あなたとの出会いがもっと別のかたちだったならば

僕はあなたに好きだと言っていただろうけど


あなたの複雑に絡まった運命の糸を おそらくほどけるのは僕ではないのでしょう


せめて悲しまないでおくれよ あなたよ


嘘でもいいから笑っておくれ

嘘でもいいから笑わせてあげる


あなたの涙がとまるのであれば
神様に嫌われてもかまわない


…何も出来ない僕だから

…特別ではない僕だから

あなたに出来ることがひとつくらいはあるでしょう…


月の話に 仕事の話

猫の話に 恋の話


僕があなたの話に花を咲かせましょう


鮮やかな花を咲かせましょう
星が見えますか?

海が聞こえますか?


僕が見えますか?


僕には遠く離れ過ぎていて あなたが見えません

たとえ 同じ空の下だとしても あなたの声が僕には聞こえません


とても不安を覚えます

夜が嫌いになります

空を見上げてしまいます

秒速五センチメートルで舞い落ちる、この枯れ葉よりも速いスピードで


あなたの声に向かってしまいます


星が見えますか?

海が聞こえますか?


僕が見えますか?


たとえ どんなに遠く離れていても 声など聞こえていなくても

不安も夜も飲み込んで

僕は夜空に星のメッセージをつくります

海に波の子守歌をつくります


星が見えますか?

海が聞こえますか?


僕を感じますか?
情熱的で官能的で、哲学的なフランス映画…


あなたは言う

激しく抱き合い お互いを重ねあわせるような愛をもう一度感じたいから彼から離れたと…


僕にも出会えるだうか、あれほど求めあえる人が…

どれだけ人を好きになったり 恋したりすると愛にかわるのか僕は未だにわからない…愛の定義を見つけられない…


唇をあわせなくても


体で互いを縛らなくても

二人の時間が短くとも


もしかしたら性別も年齢も関係なく


愛は在るのだろう…

忘れ得ぬ 永遠の瞬間は来るのだろう…


好きだからこそ愛してるなんて安っぽくて言えなくて


好きだからこそ、これが愛だと今を理解できるほど簡単な生き方は僕には出来ないから…



僕は不安になる 憧れ嫉妬してしまう


木漏れ日差し込む

机の上 電話のベルが優しく鳴りだすラストシーン…

僕は望む

彼のように…


「あなたを愛しています」


「…これからも愛しています」


まだ 見ぬ誰かに伝えられる日を…
誰もが悩んで 笑って

何かに妥協し なれあって

生きているんだ


君だけじゃないし 僕だけでもない


幸いにも、僕らには思いを形に出来る言葉がある

君が感じる不安や苦しみを形にしてごらん


周りの誰かに伝えてみてごらん


辛そうに笑うだけじゃ届かないよ

悲しく涙するだけじゃ響かないよ


思い切って 煙たがられるのを恐れずに


周りの誰かに伝えてごらん

親友でもいい 親でもいい 恋人でも 顔も知らない誰かでもいいから言葉にのせてごらん


百人のうち一人くらいは一緒に笑ってくれるだろう


千人のうち一人くらいは一緒に泣いてくれるだろう


僕らは失敗して大人になる

傷ついてこそ優しくなれるだろう


強がりな君よ

無理することなんてない

弱音や愚痴はかっこの悪いことではない


自分がどうしようもなく嫌いになりそうならば


辛くて 倒れてしまいそうならば


強がりな君よ どうか


そんな時こそ誰かに優しくしてあげておくれ

少しでいい ほんの少しでいいから誰かを幸せにしてあげておくれ


そんな時だからこそ 君は大切なことに気づけるはずでしょう


そんな時だからこそ 君は優しくなれるでしょう…
星空のシャワー

静寂のダンス

耳をすますだけで聞こえてくる


何気ない時間のなかじゃ
大切なものほど流れやすくて 気づけなくて

ねぇ もっと笑ってよ もっともっと笑ってよ

不器用な僕のために もっと笑って涙しておくれよ

どれくらい時間を重ねたら 君は僕に 僕は君に似たりするのかなぁ


君の見えない感情が知りたくて 僕は必要以上に君に触れてしまうんだ


指先も 唇も 心の真ん中も

変わらず君を見つめているよ 気付けば君の言葉の中に愛を探してしまうんだ


悩んだり とまどったりする君もみていたい


色んな君の言葉と色とりどりの君が愛しくて


僕が君に 僕だけが君に残せるものって何なんだろう?


優しさなのか笑顔なのか 涙なのか…

全てが答えのようで 全てが答えではないようで

僕は また君を見つめてしまう…


ねぇ君よ、

星空のシャワー

静寂の中で

時間なんて忘れ 耳をすまし

僕と二人ぼっちで踊りませんか?